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長編、長文支援スレ3

77</b><font color=#FF0000>(cwYYpqtk)</font><b>:2003/10/13(月) 15:20
 魔夜 〜5〜

 うわあああああっっつつ――

 謁見の間をでてまもなく、凄まじい喧騒が襲い掛かってくる。もう、すぐ傍にまで
敵が迫っている!
 私は夢中で走った。
「ごほっ…… げほっっ 」
 しかし、西の方から漂ってきた煙が、気管支と喉を刺激し、激しくせきこんで
しまう。
 その時――

「王女がいたぞ」
「逃すな! 」
「生贄に必要だ。捕らえろ! 」
 男の叫び声が聞こえたかと思うと、数十の兵が、刃を向けて襲いかかってくる。
(そんな…… )
 敵意を剥き出しにした言葉に、私は愕然とした。魔物だけではない、人間界の
者も侵略に加担している。

「あぶないっっ」
 ばあやが私に覆い被さる。その直後、頭上すれすれに火矢が通り抜ける。
「中隊長! ここは我等が防ぎます。王女様を頼みます」
 敵と、私を護ってくれる兵士たちとの激戦が展開される中、一人の中年の
兵士が声をはりあげた。
「わかったわ」
 頷いたばあやは、私の手をとると、すばやく死闘の渦から抜け出していった。


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