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長編、長文支援スレ3

71</b><font color=#FF0000>(cwYYpqtk)</font><b>:2003/10/13(月) 11:34
「王女様、王女様…… 」
 ばあやが、頬を軽く叩いている。
「ん…… むにゃ」
 小さな声をあげながら瞼を開くと、ばあやが、非常に険しい表情で、私を
見つめている。
 耳を澄ましてみると、低いざわめきが微かに聞こえてくる。

 ただならぬ気配を感じて、私は半身を起こした。何か嫌な予感がする。
「どうしたの? 」
「王女様、落ちついて聞いてくださいませ」
「ええ…… 」
 頷いたことを確認してから、ばあやはゆっくりと口を開いた。

「魔物の群れが、お城を攻撃しています」
 いくら世情に疎いとはいっても、西方にそびえる山岳地帯である、ロンダルギア
方面の不穏な情勢は知っていたから、冷静に事態を受け入れることは出来た。
「分かったわ」
「とりあえず、御着替えと杖を」
 ばあやの声とともに、彼女の部下である若い女性が、ローブと魔法の杖を
運んでくる。
 私は、努めて心を落ちつかせながら、真新しいドレスを脱ぎ、白と紫を基調とした
いつものローブを身に纏う。最後に、ロトの末裔であることを示す紋章が入った
紅い頭巾を被ると、自然と気が引き締まる。
「謁見の間で国王様と、王妃様がお待ちしています。お急ぎください」
 数分後――
 私たちは部屋を後にしていた。


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