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長編、長文支援スレ
75
:
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:2003/08/30(土) 08:52
2月中旬のドラマ
低く垂れ込めた雲に厚く覆われ、教室全体が薄灰色の色素で包み込まれている。
「なあなあ、ともちゃんって甘いもん好き? 」
教科書を鞄にしまって、帰り支度を整えている智に、セミロングの少女が声を掛けた。
「ん……好きだぞ? それがどうかしたんか」
智は、少しだけ不思議そうな表情を浮かべる。
「あ、あんな」
「これ、よかったら食べてーや」
大阪は頬を赤らめながら、恥ずかしげに俯いて、真紅のリボンで飾られた包みを
差し出した。
「えっ、これって」
反射的に受け取った物を覗きこんで、智は驚きの声をあげた。
「そや、チョコやねん」
「でも、これって好きな人にあげるんじゃないの? 」
智は口走ってから、思わず唇に右手をあてた。
「まさか、大阪…… 」
「その『まさか』や 」
彼女の呟きに敏感に反応した大阪は、ゆっくりと頷いた。
「私、ともちゃんのこと好きやねん」
「大阪…… 」
智は、少し困惑した顔を見せる。
「わ、わかってるねん、わかってるねんで、女の子にチョコあげるのは
おかしいっていうんやろ……
ほやけど、私ともちゃんのことずっと想ってたんや。
ともちゃんのこと考えると、胸がくるしゅーなってもう我慢できへんのや…… 」
大阪は、目尻に涙を滲ませながら、必死の表情で秘められていた切ない想いを、
智に向かって強くぶつけた。
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