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長編、長文支援スレ
467
:
名無しnoゆうな応援2-5-3/5</b><font color=#FF0000>(HajiDrTM)</font><b>
:2003/09/21(日) 16:11
「もうっ! ゆうなちゃんってば何してるのよ! こう、ピョーンって!」
「わあ、まいなちゃん落ち着いて!」
なかなかパンをゲットできない ゆうなちゃんに、まいなちゃんが痺れを切らしかけてる。
興奮しながら、ゆうなちゃんが飛び上がるのと同じタイミングでぴょんぴょん跳ねていた。
だが、そうしているうちに、他の選手たちは何とか口にパンをくわえて走り出そうとして
いた。
「あぁ〜ん、パン取れてないの、ゆうなちゃんだけよ、お兄ちゃん!」
「だ、大丈夫だよ、た、多分…」
何の根拠もないが。そうでも言わないと、まいなちゃんがブチ切れそうで恐い。
ゆうなちゃんは頭上で揺れているパンを、じ〜〜〜っと見つめている。係の人が、仕方
なく救済策で両側の棒をコース中央のほうへ傾けた。すぅっとパンが、ゆうなちゃんの 額
くらいまで下がってくる。
「ん? んにっ♪」
あ〜ん…。
それを見た ゆうなちゃんは、真上を向いたまま小さなお口を精一杯開いていた。
………。あ、あの、ゆうなちゃん? いくら何でも、そうやって待ってちゃパンはゲットでき
ないと思うけど。 …なんだか、エサを待ってるヒナ鳥みたいだな。遠目でよくは解らないが、
係の人もさすがに引きつってるような気がする。
「うう〜、ゆ・う・な・ちゃ・んんんっ! もう! こーなったら まいながっ…!」
「だ、だめだって、それじゃ反則!」
とうとう業を煮やして飛び出そうとした まいなちゃんを、すんでのところで捕まえる。
「や、やだぁ! 離して、お兄ちゃん!」
腕の中で まいなちゃんがジタバタと暴れる。振り切られないよう、お胸とお腹をしっかり
抱きかかえた。ぶんぶん振り回している手が時々、ポカッと僕の頭を叩いた。
「だからぁ、まいなちゃんが代わりにパン取っちゃったら、ゆうなちゃん、失格だってば…
い、いてっ!」
ゆうなちゃんは、飽きもせずに、あーんっとお口を開けて上を向いている。だからそこで
ジャンプしないとダメだって…。へ?
ドッタドッタ…ドッタドッタドッタ! ハッハッハッ、バウッ!
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