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長編、長文支援スレ

458名無しnoゆうな応援2-3-7/8</b><font color=#FF0000>(HajiDrTM)</font><b>:2003/09/21(日) 12:30
 ま、どう見ても今のはヨーゼフが悪いが。…犬だけど。
 せっかく作ったオムレツをぐちゃぐちゃにされちゃ、ゆうなちゃん で無くても怒るだろう。
…ぐちゃぐちゃ、ってほど酷くはないけど。
 ゆうなちゃんの作ったオムレツだから、多少、形が崩れたところで味が落ちるはずも
ないけどね。………。あ、そうか、なんだ。
 「…、やれやれ、ゆうなちゃんは 相変わらず泣き虫さんだなぁ。そんなに泣いてばかり
 いると、オムレツ、僕が全部食べちゃうよ?」
 僕は少し大げさに、でもいつもよりちょっとだけ優しい声で、そう言いながらオムレツを
一切れ口に運んだ。
 「ひっく、ひっく、だ、だって…お、オムレツ…」
 僕の声に、目を赤くしながらも ゆうなちゃんがちょっとだけ顔を上げる。
 「ほーら、こんなにおいしい…モグモグ…? モグ…!? …う!!!」
 「…ふぇ?」
 ぱさりっ。僕の手から、箸が転がり落ちる。全身にわなわなと震えが走った。
 「ふにっ! お、おにいちゃん? な、なに、なになに???」
 僕の様子に、ゆうなちゃんが泣くのも忘れて立ち上がる。
 「う…ううう、…うまいっ!!! 超絶うまいいいいいいいっ!!!」
 「ふぇっ!?」
 僕は感動の嵐に身を任せる! この喜びをどう表現すればいいのか! 思わずガッツ
ポーズを取るしかできない! はっ?! お、オムレツ、オムレツだ! がばぁっ!
 「きゃっ!」
 僕は、きょとんとしている まいなちゃんの手から、ひったくるようにお重を奪う。落とした
箸を拾うのももどかしく、震える手で黄金色に輝くオムレツをもう一切れ…。
 「う〜ま〜いいいいいいいっ!!!」
 ああ、口の中に入れた途端、ふわりと溶けるようなこの食感。かすかに味付けされた、
この風味と旨味の奥深さは何だというのだ! オムレツとは、こんなにも偉大な物だった
のか! い、いや、そもそもこれは…、本当にオムレツなのか?! 父さん母さん…僕を、
生んでくれてありがとう! 我が生涯に、悔い無し! はっ、も、もう一切れ…。
 と、そこで、こちらを物欲しそうに見ている他の人たちの視線に気付いた。………ぐぅ、
や、やっぱり、幸せはみんなで分け合わないと、ね。独占したい気持ちをなんとか抑え、
みんなにお重を差し出す。


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