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長編、長文支援スレ

456名無しnoゆうな応援2-3-5/8</b><font color=#FF0000>(HajiDrTM)</font><b>:2003/09/21(日) 12:29
 茶色い巨大な毛皮の物体は、ゆうなちゃんにのっしと覆いかぶさる。驚いた彼女の手
から、持っていたお重がポーンっと中に舞った。あっ、ゆうなちゃんの作った料理が!
 「ふぇえええん!」
 お重はふわぁっと飛び上がり…、地面へ向けて…。
 「ほいっ、と」
 はしっ! 地面へ向けて落ちかかる寸前に、まいなちゃんがしっかりと受け止めた。お、
ナイスキャッチ!
 「ふえええっ! お、重いぃ〜、重いよぅ!」
 「バウワウッ! ハッハッハッ」
 あっ、いかん! ゆうなちゃんが茶色い巨大な毛皮の物体の下敷きだ! ぴっちりした
ブルマーから突き出した ゆうなちゃんのスリムな太ももがパタパタもがいている。
 「ええいっ! ゆうなちゃんから離れろ、こいつめ!」
 ずりずりずり…。僕は茶色い巨大な毛皮の物体を遮二無二掴んで引きずった。
 「あ。ヨーゼフ」
 まいなちゃんが、手にお重を抱えたまま間の抜けた声でつぶやいた。
 「ふぇ? ヨーゼフぅ?」
 バサバサバサ♪
 ぶわっ、ば、バサバサするな! って、こいつ、何者?
 「ま、まいなちゃん、『ヨーゼフ』って、こいつ…?」
 「ええ、ご近所の立山さん家のセントバーナードよ、お兄ちゃん」
 「ワッフワフッ♪」
 その、セントバーナードにしても巨大すぎる『ヨーゼフ』は、箒のような尻尾をバサバサと
振りながら尚も ゆうなちゃんのほうに這いずろうと地面をガリガリしている。こ、こいつ。
ええい、離れろと言うのに!
 「あ、ヨーゼフ、離しても大丈夫よ、お兄ちゃん」
 「で、でも まいなちゃん、離したらこいつ…」
 「だって、まいなと ゆうなちゃんの弟分だもん」
 二人はヨーゼフが生まれたばかりでご近所の家に貰われて来た時からの付き合いだ
ということだ。その時は小さな双子でも軽々と抱きあげられるくらいしかなかったらしい。
今となっては想像するにも難しい。だって優に人間の大人以上はある。


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