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長編、長文支援スレ
454
:
名無しnoゆうな応援2-3-3/8</b><font color=#FF0000>(HajiDrTM)</font><b>
:2003/09/21(日) 12:27
知らない仲ではない、というのは訳がある。そもそも僕が ゆうなちゃん まいなちゃんと
知り合うことになったのは、倒れた朝倉のお母さんを助けたことがきっかけだった。
朝倉のお母さんの危機(?)を救った僕は、お父さんにも偉く感謝された。以来、僕は
朝倉家のホームドクターのような役を務め、一方朝倉さん夫妻からは息子のように扱わ
れている。息子というには少し年が近い気がするが。
いや、最近は娘たちと僕の関係を知ってか知らずか、「娘たちの婿」扱い、と言うのが
正しいかも。決して悪い気はしないのだけれども。
「も〜、いつまでご挨拶してるの、お兄ちゃん。お昼休み、終わっちゃうわ」
「んに、ゆうなも、おなかすいたよぅ。お父さん、お母さん、おにいちゃん、早くおべんと
たべようよぅ」
大人の会話に暇を持て余した双子が口々に訴える。ふ、やはりまだ、お子ちゃまだな。
…ぐっ、ぐるぎゅるるるぅ〜…。
「………、え?」
「わ〜い! お兄ちゃんの、いやしんぼさーん!」
「ふええっ、おっきな音だねぇ、おにいちゃん」
「あらあら、ごめんなさいね気が利かなくって。さあ、お昼にしましょう」
「いやぁっ、若いねえ、羨ましいねえ、先生! HAっHAっHAっ!」
「……、はあ…」
とても恥かしい。医学的に言えば、腹―この場合は胃だが―の鳴るのは意識とは別
なので仕方ない。けどなぁ、時と場合ってものがあるよなぁ。
そんな僕の気持ちとは関係なく、双子たちはいそいそとお弁当を広げ始めた。
綺麗な塗りのお重が、次々と開かれ並べられていく。うおっ! 何かすご〜〜〜く豪華
だぞ?!
「準備、かんりょーぅ!」
「んに、お席についてね、おにいちゃん」
「え、じゃ、遠慮なく…」
目の前には、両手の指に余るほどのお重とタッパーとが並んだ。お、エビフライと鶏の
唐揚げだ。こっちのは本格フレンチサラダ。牛蒡や里芋の入った煮物もある。メインは、
BLTサンドと、小さめのおニギリもあるぞ。他にもいろいろ…。
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