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長編、長文支援スレ

442名無しnoゆうな応援2-1-5/5</b><font color=#FF0000>(HajiDrTM)</font><b>:2003/09/21(日) 10:03
 可愛い。思わず僕はだらしなくニヤけてしまう。が、次の瞬間、僕は息をのんだ。
 すらりとしたあどけなさすら感じさせる双子の肢体が、音楽に合わせて軽やかに動き
だす。
 その動きはまるで糸で繋がれた一対の自動人形のよう。
 ふっと振り出される腕が、さっと開く脚が、しなやかにくねる胴の線が、ぴったりと同じ
軌跡を描く。
 二人のいる空間だけが繊細で神秘な儀式の場に変わる。ただの体操なのに。
 それは謎めいた世界の、妖精の踊り。もう僕は二人から目を離す事ができない。
 淡々と体を動かす双子の妖精の、ほとんど表情のない眼差しが、僕の心を絡め取る。
 絡め取る…。絡め取る…。
 と、音楽が鳴り止み体操が終わる。突然、僕は呪縛から解き放たれた。
 「っはうっ!」
 「わあっ!? あれ? 上村先生、だ、大丈夫ですか?」
 いきなり金縛り状態から戻ったように僕は体を引きつらせ、よろめいてしまった。すぐ
隣にいた初老の男性が、驚いて飛びのく。う〜、まずい。ひっじょーにまずい。
 「は、はいっ!ぜんぜんちっとも大丈〜夫、で、ありますっ!」
 「そ、そう、ですか?! …あの、本当に?」
 僕は背筋に汗をかきかき必要以上に体をしゃっちょこばらせ、無理矢理声を絞り出す。
 腰の引けている男性を尻目に、そそくさと救護員用のテントに戻った。…何だったんだ、
さっきのは? もしかして、あの双子、本当に天使か悪魔か…女神なんじゃ?
 付き合いの長い…、いや、長いとかじゃなくて深い…、いや、それ18禁だしえーと…?
と、とにかくある意味で家族より親密で、誰より ゆうなちゃんと まいなちゃんを知ってる
僕でも、アレは、はじめてのどきどきだったぞ。
 ううむ。あの二人には、まだ僕でさえ知らない魅力が隠されている、というのか。
 ならば…。よし。今日一日、ゆうなちゃんと まいなちゃんを、じ〜っくりと応援しながら
観察してあげよう。一つでも多く彼女たちのことを、彼女たちの魅力をこの目に脳髄に
焼き付けておくのだ!!
 ………。って、今日はもともとそのつもりだったじゃんか、僕…。
 ま、いいか。あの双子の笑顔を一日見てられるんなら。他の事なんて大抵どうにでも
なるし。
 セルリアンブルーの秋空が、一際高く輝いている。今日は運動会だもの、な。


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