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長編、長文支援スレ
438
:
名無しnoゆうな応援2-1-1/5</b><font color=#FF0000>(HajiDrTM)</font><b>
:2003/09/21(日) 09:59
「はじめてじゃないけどはじめてのうんどうかい 〜かいかいしき〜」
ポンッ! ポンポンッッ!
セルリアンブルーの秋空に、白く花火の煙が弾ける。運動会だ。
僕たちの街は小さな地方都市。そこで市内の殆どの学校、町内会、商店会、老人会等々
一緒になっての大運動会が開かれる。……、ある意味、無謀だな。
僕、この街で開業医を営む上村雅文(仮名)も、救護要員として主催者側に参加している。
大きな事故でもなければ、僕の出番はないとは思うけれど。僕は主催者用のテントから、
市営の大グラウンドを見渡した。
まだ早い時間だと言うのに、多くの参加者、観戦や応援の人が集まっている。
その時、人波の中から聞きなれた足音が近づいてきた。
…トテトテ…パタパタ…トテトテトテトテパタパタパタパタっ!トテトtっっっぽてっ!
「ひゃんっ!」
「!? もうっ、ゆうなちゃんったら! 何にもないところで転ばないでよ!」
「ふぇ〜〜〜〜…」
可愛らしい声がそこに重なる。僕は立ち上がり、テントの向こうに現れた二人の美少女
に駆け寄った。朝倉家の、いいや、この僕にとって世界で一番大切な双子の美少女に。
「だって、だって、まいなちゃんどんどん、いっちゃうし、ゆうなだって、おにいちゃんに、
早く会いたくって、でね、んと…」
「べつに、まいな、ゆうなちゃん置いてってないもん! ほら立てる、ゆうなちゃん?」
「んっと、…んしょっと。 ?! あ、おにいちゃん♪」
「え? あ、お兄ちゃん♪」
まいなちゃんが ゆうなちゃんの手を引っ張って助け起こした時、二人は僕に気付いた。
僕を見つけた双子の愛らしい顔に、ぱぁっと笑みが広がった。
少しぽやぁ〜っとした、けれど素直で芯の強い双子のお姉ちゃん、ゆうなちゃん。柔らか
な色の、少し猫ッ毛な髪を肩に届く位のセミロングにしている様が、たまらなくコケットだ。
クリクリッと悪戯げな眼差しの、元気で寂しがり屋で優しい双子の妹、まいなちゃん。姉
のゆうなちゃんとは対照的に、お尻まで伸ばした艶やかなロングが風になびく。
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