[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
長編、長文支援スレ
108
:
瞳を開けて
:2003/08/30(土) 22:18
…………!
突然の落下感に全身がビクンと跳ねて、それでわたしは目を覚ました。
その途端、激しい眩暈が襲ってきて、ふたたび瞳を閉じる。
何か――とても怖い夢を見ていたような気がするのだが、思い出せない。
ひどく頭が重い。全身がだるい。
風邪かしら。困っちゃうな。明日は、お父様と遠乗りにいく約束をしているのに。お父
様とご一緒できるのは、本当に久しぶりですもの。取りやめになんかしたくない。
熱い紅茶でも飲めば気分もよくなるかも――そう思って、お付きの女官を呼ぼうとわた
しは手を伸ばす。
いつもベッドのサイドテーブルに置いてある呼び鈴へ。
でも、そこには何もなく、わたしの手は空を切った。
何より、手を伸ばしたときの違和感……。
肩の関節があり得ない方向へ曲がるような、そんな感じがした。
何かがおかしいと頭の中で警鐘が鳴る。
わたしが横たわっているのは柔らかなわたしのベットじゃない。とても固い――もしか
して、石の床?
辺りには、何かが焦げるような臭いが漂っている。ううん、それだけじゃない。その中
には鼻を突く臭気も混ざってる。
この臭い……知ってる。昔、ムーンペタの街の西まで遠乗りしたときに、遠くに毒の沼
を見たわ。その時に嗅いだのと同じ臭い。
胸の中にじわじわと嫌な気持ちが広がっていく。
全身が震え出すのがわかる。
そうだ、わたしは知っている。この瞳を開けたときに、いったい何が映るのかを。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板