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つらつら草・草稿スレッド

9P!:2002/12/18(水) 18:52
よくよく考えると、3Dって人の思考にとっては過剰な情報供給なんですよね。
PIXARの『バグズライフ』も、アリの視線で世界を構築しなければいけなかった
ばっかりに、そのあまりにも多すぎる情報量が子供向けとしては相応しくない
という声が持ち上がった時もありました。

3DCGは娯楽産業において表現手段としての立場がきちんと決定していない、
宙に浮いた存在と言えますよね。(言いすぎかな?)
手書きの作画による2Dアニメの立場にとっても変われない。逆に金田伊功の
表情豊かなアニメすら、3Dでは未だに不可能とされているし、映画『FF』の
ように、3DCG技術を突き詰めれば突き詰めるほど実写との差別化が図れない
無駄な作業を強いる事になるのは事実ですよね。

娯楽以外の産業では、既に3DCGが無ければ今の世界競争に生き残れない産業が
あるのも事実ですが、やはり3DCG技術が成長していくためには、娯楽産業が率先
して技術開発をしていく必要があると思います。

ただ、いつまでも視覚に対する刺激を与えるだけの存在であっては駄目で、
そこからいかに脱却するかが問題なのですが、未だにその糸口が見えない
状態ですよね。
その混沌とした状態にあって、地道に自分達のスタイルを築いているのが、
ポリゴンピクチャーズだと思います。
設立当初から、キャラクタービジネスを年頭に置きながら技術開発を進めてきた、
この会社は、今の3DCG技術を地に足の着いた存在にするための鍵を握っているのでは
ないかと思っているのですが、どうなんでしょう?

同社では最近、伊藤忠と提携して『ノンタン』を3DCG化し、世界市場に投入する
プロジェクトを進めてますよね。
子供の目にも優しい3DCG作品を制作し続ける事で、手書きの作画よりも表情豊か
になる可能性を秘めているかもしれません。
子供に支持を得る映像コンテンツを制作する事で、親は安心して3DCGに接する事が
できますし、新しい主流を摸索できるチャンスがもう一度訪れると思っています。

既に3DCGは脳内アドレナリンの分泌を促す為の技術であってはいけない時代に
来ているかもしれません。

とまぁ好き勝手に言ってみたんですが、世の中そんなドラマチックに上手く事が
進むわけでもなく、今この時点で自分達が何をするかが問題なわけですが、何を
しましょう(´・ω・`)


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