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つらつら草・草稿スレッド
3
:
そむにうむ@森山弘樹
:2002/10/04(金) 13:49
§1.「時代のニーズに取り残された技術は、過去にどうなってしまったか?」
3DCGが過去の技術であると断定はしない。
なぜなら、それは今も進化をしつづけている。
しかし、3DCG制作に携わらない大多数の人たちから見た3DCGについてはどうだろうか?
大多数の人たちは、3DCGが特殊撮影効果(SFX)のごく一部であるという見方をしているであろう。
それは現在の映画における3DCGの使われ方を見れば一目瞭然である。
かつて映画業界では、3DCGを使うことにより作品の話題性を掴むことが流行していた。 しかし現在では、
3DCGを使って虚構の世界にリアリティを与える技術は「当たり前」になり、3DCGにどれだけ予算をかけたか
という話を強調した所で、何の作品評価にもつながらない。 こと映画業界にとっては、3DCGは完全に
「埋没した技術」の一つになってしまっている。
だとすれば、3DCGは全く地味な存在なのか? 必ずしもそうではない。
もう一つは、家庭用ゲーム機やPCゲームにおける3DCGの活躍の場である。
こちらは映画業界と違って、3DCGそのものがフィルムと同等の「メディア」の役割を演じている。
すなわち映画においては、3DCGを使おうが実写を使おうが、
ありもしない世界を映像として描き、それをフィルムに収められた時点でOKなのである。
これに対しゲームの世界では、部隊も背景もキャラクターもその他エキストラも、全て3DCGで描かなければならない場合がある。
全ては3DCGによって表現され、3DCGを描画するための数値情報がゲームの配布媒体(CD−ROMやDVD−ROM)に収められる。
最終記録媒体がディスクであるにせよ、世界を描画する手段が3DCGであることは動かしようが無い事実である。
が、
「最近はなんでもかんでも3DCGで表現するゲームだが、果たしてそれで昔の2Dゲームより面白いものが出来ているのか?」
という疑問がゲーマー達の中でうずまきだした。 3DCGを利用するで、ゲームが面白くなるとは言えないのである。
加えて、3DCGを利用するゲームの基本ジャンルが固定化され、新規性があって面白く、将来的に他のジャンルに並ぶ成長株の
「新3DCGゲーム」が出てこなくなった。
ゲーム業界にとって最も恐ろしい「ネタの枯渇」が石油の枯渇よりも早く顕在化してき出した。
この事態から目をそらすため、ゲーム機メーカーはゲーム機ハードウェアに様々な付加価値を加えようとしている。
一部報道で「PS2にテレビ番組録画機能(ハードディスクレコーダー)を内蔵する計画」が取り上げられていたが、これもその一環であるといえよう。
→
http://www.zdnet.co.jp/news/0209/27/xert_ps2.html
最近ではインターネット接続型ゲームもそろそろ本格的に立ち上がろうとしているが、
こうしたゲームにあって、3DCGを利用することでゲームの面白さを演出出来ている物はそれほど多くはない。
もちろん、今はまだネットゲームそのものが未成熟であるといえるので、現状だけで3DCGの効能を判断するのは早計であるが、
今後のゲームに3DCGの良さや3DCGならではの特徴を持たせることは出来るのか、今の所は予断を許さない。
・・・・・
ゲーム機においては、それでもまだまだ3DCGのニーズは高いであろうと思われる。
しかし、PCにおいて、個人レベルでの情報発信の手段としての3DCGは果たしてどうだろう?
・・・こちらの方はVRML以降、見事に枯れきっている状況ではないかと思う。
(一旦ここで筆置き)
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