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儲かる競馬プログラムの衝撃
1
:
玉無しさん
:2009/10/29(木) 15:14:02 ID:KuFb/7Uo0
データ分析会社「UPRO(ユープロ)」という会社が脱税で摘発された。三年間で約一六〇億円の所得隠し、重加算を含めた追徴税額は約六〇億円だが、同社の英国人社長はすでに出国、資産は多くが国外に移されていて、国税局による差し押さえ額は二十数億円で全額徴収は難しい状況らしい。
競馬は個人の場合も、条件によっては課税対象になる。馬券の払戻金を計算する際、すでに約二五%も差し引かれていて、さらに課税されるのではつらいが、実際はその二五%があまりに重く、多くの競馬ファンは課税の心配をしたことがないはずだ。
この事件は脱税事件としても興味深いが、なんといっても衝撃的なのは、一六〇億円の儲けが日本の競馬の配当金によって稼ぎ出されたものだということだ。
報道によると、コンピュータプログラムによる馬券購入で、一レースの購入額が一億円を超える場合もあったというが、競馬サークルの内部情報を使うのではなく、データ分析によるものだ。
情報が発達し、参加者も多いマーケットで大きな控除率を超えて勝つのだから、脱税は悪いが、ノウハウはすばらしい。まさかこのようには勝てまいと思っていただけに、目の覚める思いだ。
競馬に力を入れている日刊紙「日刊ゲンダイ」(一〇月一二日号)によると、UPRO社が使っていたプログラムは、競走馬の能力や成績、騎手の実績、気象条件、馬場状態などを入力、三着までに入る期待値の高い馬をレーティングして、三着に入りそうにない馬を除外し、三連単(一、二、三着を順番にすべて当てる)の馬券をそうとうの点数買っていたようだ。現時点で、これ以上の内容は推測するしかない。
今回有名になったことで、UPRO社の名をかたる競馬必勝法の詐欺的ビジネスが登場しそうだという心配もある。競馬に限らず株式投資でもFXでも本当に儲かる方法論は、他人に公開しないはずだ。引っかからないでほしい。
さて、三連単というのは有力な着眼点だったかもしれない。じつは、以前から気になっていた。
たとえば、単勝式(一着を当てる)の馬券は控除率こそ約二〇%と少し条件が有利だが、三連単並みの配当を得るには、続けて三回当てなければならない。この場合、毎回二〇%ずつ控除されるので、儲けへのハードルが高い。控除前の期待収益率が二〇%以上の安定した傾向性をつかまえる必要がありそうだ。一方、三連単は一つのレースの中でだが、一着、二着、三着それぞれが単勝馬券のような状況で、これらが同時に当たった場合に払い戻され、そのときに適用される控除率はまとめて二五%でいい。計算に自信はないが、控除前の期待回収率で一一〇%を少し超える程度のノウハウを見つけられれば、期待回収率をプラスに持っていけそうに思う。
競馬については、低オッズ(低倍率)の馬券(たとえば単勝一・五倍)の期待回収率のほうが、高オッズの馬券(たとえば単勝一〇〇倍)の期待回収率よりも高いという傾向が調べられたことがある(リチャード・セイラー著『セイラー教授の行動経済学入門』ダイヤモンド社を参照)。先に挙げた要素の中でこの種のオッズ形成のミスを見つけることができればいい。多少でも有効なものがあれば、複数の要素を組み合わせることで期待回収率を上げられそうだ。
個人の資金力で適用可能なノウハウを編み出すのは難しいだろうが、秋の競馬シーズンの冒頭にやる気を刺激された事件だった。
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