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義務教育はいつから始まった?日本・世界の歴史と現代の制度について
https://cocoiro.me/article/54462
近代的な義務教育はプロイセンから
近代的な義務教育はプロイセン王国(現在のドイツ)から始まったというのが現在の通説です。日本でも寺子屋などのシステムがあったように、義務教育以前のヨーロッパ社会にも教会や地域共同体が運営する教育施設が存在しました。しかし、フリードリヒ大王とも呼ばれるフリードリヒ2世は、農村出身者の多くが読み書きができないことが気がかりだったようです。
戦争をする際には情報を正確に伝達するために読み書きができる人材が必要になります。軍国として成長していたプロイセンには優秀な兵卒がたくさん必要でした。
最初の義務教育に関する法令「一般地方学事通則」は、このように軍備増強を目的として1763年に作られました。最初の義務教育と言われるように、就学の義務を記載したところがこの法令の大きな特徴です。
産業革命後は貧困の打開策としての教育が注目された
このように、初期の義務教育はあくまでも国益のための制度であり、教育を受ける国民の利害はあまり考慮されていなかったと言えます。しかし、19世紀の産業革命後は、貧困打開策としての教育というものが注目されていきます。
19世紀前半のイギリスではまだ義務教育制度というものは誕生していませんでした。しかし、庶民の貧困を解消し、治安を安定させ、国力を上げるためには基礎的な教育を行うことがいいということが次第に判明し、国がそのために予算や制度を作っていきます。これが変遷して現在の義務教育へとつながっていきました。
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