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ネタリンク 02

605WS:2023/11/16(木) 12:32:47
サトゥルヌス(クロノス、サターン)
https://omochi-art.com/wp/saturnus/
農耕神サトゥルヌス ギリシャ神話

ピーテル・パウル・ルーベンス《我が子を食らうサトゥルヌス》1636-1638年
https://omochi-art.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/Saturno-devorando-a-un-hijo.jpg
フランシスコ・デ・ゴヤ《我が子を食らうサトゥルヌス》1820-1823年
https://omochi-art.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/Saturno-1.jpg


世界を最初に統治したティタン神族で農耕神です。
ちなみに英語名「サターン(Saturn)」は、「悪魔」の意味のサタン(Satan)とはつづりも語源も違う、全く別の語です。

サトゥルヌスの母は大地の神ガイア、父は天空の神ウラノスでした。
ウラノスがガイアのお腹に子供たちを閉じこめたことに怒り、ガイアは未子のサトゥルヌスに大鎌を渡し、彼は兄弟と協力してウラノスの男性生殖器を切除しました。
ウラノスは痛みにうめきながら、大地から遠くへと蹴落とされ、子供たちはガイアのお腹から解放されました。

父親を蹴落としたサトゥルヌスは王の地位につき、兄弟たちと世を治めました。
ウラノスは息子たちを深く恨み、彼らを呪って「ティタン」と呼びました。
これは「(父の男性生殖器を)切り取った者」を意味します。
そしてサトゥルヌスに、「お前もいつか子供の1人に引きずり降ろされて痛い目に遭う」と警告しました。
サトゥルヌスは疑り深い性格だったため、今度は彼自身が、子供たちを飲み込み始めました。(ゴヤやルーベンスの絵では噛みちぎっていますがこれは演出です)
姉で妻のレアは、5人の子が飲み込まれるのを見ているしかありませんでした。

ゼウスを産んだレアは、もう夫に子供を飲み込ませないと決め、ゼウスの代わりに岩を産着に包みました。
サトゥルヌスは何の疑問も抱かずにそれを飲み込み、ゼウスは人知れず育てられました。
成長して思慮の女神メティスと結婚したゼウスは、父に吐剤を飲ませ、兄弟全員を吐き出させました。
兄弟は全員無事でした。
ゼウスだと思って飲み込んだ岩も出てきて、ギリシャ人はこれを「世界のへそ」としてデルポイに保管していたといわれています。
ゼウスは父から王座を奪い、2人の兄と共に世を治めました。



氷の輪を持つ不吉な土星にはサトゥルヌスという名がついており、占星術でも土星は凶兆とされています。
また、鉛中毒を欧米ではサトゥルヌスならぬ「サトゥルニズム」と呼びます。




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