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ネタリンク 02
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Universe 25
https://re-curious.com/universe25/
Universe 25実験
1960年代にアメリカの動物行動学者のジョン・B・カルホーン(John B. Calhoun)は、「Universe 25」というマウスの実験を行いました。
このマウスの実験では、食料や水を無制限に与えて、病気を予防し、天敵のいない環境(楽園)にマウスを住ませると、どのように個体数が増え、どのような行動パターンによって社会を作り上げるのかを観察する目的で行いました。
当然マウスの数は爆発的に増加して、最大2200匹までになりました。
しかし、収容スペースは3840匹まで可能で空間には余裕があるのに、意外にもそこからマウスの数は減っていき、最後は0匹に。
そして、この実験名は「Universe 25」というように、異なるスケールで25回実験を繰り返されましたが、すべて同じ結果で終了しました。
格差社会が生まれる
やがてマウスの中に争いが始まり、格差が見られるようになりました。
大人のマウスの数が80匹となると、それ以上の数が増えると過密な生活環境となるため、大人の雄マウス同士が闘いを始めました。
そして、生後6ヶ月を超えた2世や3世の雄マウスも権力闘争に参加し、やがて半数以上が争いから離脱をしました。
オスとメスの異常行動
増加率が低下する頃から次第に縄張りを持たない異常なマウスが出てきました。
ストーカー、LGBT、ロリコン、引きこもり化する雄マウスたち
オスは格差社会が生まれてから、次の5つのタイプに分かれました。
・普通に近いマウス:闘争で勝ちボスとなったマウスで、好戦的でなく守りに徹している。
・中ボスのマウス:普通に近いマウスと比べて地位が不安定で、すぐに他のマウスと争って、下克上されることが多い。
・愛に飢えたマウス:雄だろうと雌だろうと子供だろうと求愛行動をする浮名を流すタイプ。攻撃されても戦わない。
・ストーカーマウス:闘争せず、弱虫なのに動きは活発。愛に飢えたマウスよりもしつこく求愛する。
・引きこもりマウス:引きこもりのマウス。以下に補足。
貧富の差が子育てに影響する
富裕層のメスは子煩悩で、子供のマウスの世話をよくしました。
妊娠すると、熱心に出産準備にとりかかり、居室に散らばっている紙片をかき集め巣作りをし、出産後は子供の世話をちゃんとしました。
こうして富裕層のメスが生んだ子供の死亡率は50%にとどまりました。
貧困層のメスは子育てが上手くできません。
密集地なので、スペースがないせいか巣作りは進まないし、出産では巣作りをせずに飼育箱の底のおがくずに直接子供を産み落とすメスもいました。
貧困層のメスは、子マウスを運ぶときによく落としたり、子供を無視して自分だけ移動するというような、子供への無関心が目立ちます。(ネグレクト)
このため貧困層のメスが生んだ子供の死亡率は90%となりました。
始まる滅亡のカウントダウン
560日目、個体数の増加は完全に停止。
600日目、死亡率が出生率を上回り、個体数が減少に転じ始めました。
若いマウス達は、交配や子育てや縄張り争いなどには関心を示さず、ただ食事や身だしなみを整えることに時間を使いました。
その後、若いマウス達は反社会的なギャングを形成し、略奪などを繰り返すようになりました。
920日目に最後の妊娠が確認されたが、生まれませんでした。
そして、いよいよ1780日目には最後のオスが死亡。
滅亡は時間の問題となり、個体数が最大2200匹だったのが0匹でゲームオーバーとなりました。
なお、この実験は最初に説明した通り25回実施されましたが、25回とも滅亡しました。
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