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HB大学
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1850s Charles Chevalier 'Photograph a Verres Combines' 250mmf5.6(est)
https://www.oldlens.com/charles%20chevalier%20lens.html
「古典レンズのキング」ともいうべきシャルル・シュバリエのレンズです。
シュバリエのレンズは、1834年、1841年などフランス産業振興協会のコンテストでともにトップの賞を得ますが、その後の歴史においては、コンテストでは劣位であったペッツバールレンズが圧倒的なシェアを占め、シュバリエのレンズは歴史から姿を消していきました。
これは、シュバリエのレンズの画面全体を柔らかな空気が包むような描写より、当時の撮影では感光部はレンズの周辺部分はあまり使用しなかったことから、周辺画像は暴れても中央部は極めてシャープに描写する「ドイツ式」ペッツバール型レンズが消費者からは評価されたと考えられます。
しかし、絞りを入れればシュバリエレンズも非常にシャープであり、むしろ、シュバリエが自分の受賞レンズの製造をかなり限定したのに対し、ペッツバールレンズは特許も緩やかであったため、欧米各国で安価で模倣が可能であったというマーケティング的な要素が強いように思います。
1839年、Louis Jacques Mande Daguerre(ダゲール)によって発明された写真術=銀板撮影法による歴史上初の市販カメラ「ジルー商会のダゲレオタイプ・カメラ」には、シャルル・ルイ・シュバリエ製作の2枚貼り合わせの単玉レンズが装着されていました。
レンズの焦点距離は約340mm、明るさはF17と言われています。
初期の単玉のレンズは非常に暗かった(レンズ自体はf4であったが、球面収差を抑えるためf17にしていた)ことから、早々に改良が求められ、その結果貼り合わせレンズを、撮影用途によって複数組み合わせて使用し、より明るいレンズの開発に成功したのが、この「Photograph a Verres Combines Foyer Variable レンズ」です。
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