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HB大学
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7月6日 狂犬病ワクチンを初接種(1885年)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65583
フランスの細菌学者ルイ・パスツール(Louis Pasteur[仏]、1822-1895)は、狂犬病ウイルスをもつ犬に咬まれた少年に、犬の唾液中のウイルスを培養して作ったワクチンをはじめて接種しました。
接種の様子を描いた当時の絵(患者に助手が接種し、それを後ろで見守るのがパスツール) photo by gettyimages
パスツールは、かなり前から狂犬病ワクチンの研究を始めており、犬での接種は高い確率で成功を収めていましたが、人への接種には慎重だったということです。
狂犬病は、狂犬病にウイルスによる感染症で、感染動物に咬まれると、その傷口から感染動物の唾液などにいたウイルスが体内に侵入します。侵入したウイルスは、筋にある神経終末から神経内に入り込み、脳などの中枢神経系に至ります。
症状は、発熱、食欲不振、咬傷部位の痛みや掻痒感などからはじまり、やがて不安感、恐水及び恐風症状、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状が現れます(急性神経症状期)。その後、昏睡期を経て、呼吸障害によりほぼ100%が死亡するという、恐ろしい病気です。末期には水を見るだけでけいれんを起こすことから、恐水病とも呼ばれました。
発症後の治療法は確立されておらず、対処法としては、感染したら少しでも早くワクチンを接種して発症を抑える(暴露後接種)しかありません。現在でも、日本、英国、スカンジナビア半島の国々など一部の地域を除いて、全世界で発生しています。
パスツールは、狂犬病予防のためのパスツール研究所をパリに設立し、生涯そこで研究を続け、微生物学など多方面の研究分野を開拓し、近代医学創始者の1人となりました。
なお、接種を受けた少年は、ワクチン接種、治療の結果、無事回復しました。長じて、パスツール研究所で守衛を務めたということです。
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