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HB大学

308WS:2021/10/13(水) 13:46:20
コインを1枚1枚……芸歴20年の花電車芸人が語る、ストリップの世界で失われた“究極の技”
『花電車芸人』(角川新書)
https://bunshun.jp/articles/-/36549

ラッパを吹けることが大切
「すぐに楽屋でこっそり見てしまったことを姐さんにお詫びして、ぜひ私もやりたい、と思いを伝えたんです。そうしたら、おもちゃのラッパを渡されました」

「ラッパですか。それはどういう意味だったんですか?」

「ラッパをアソコで吹くことができれば、まずは第一関門合格ということです。
 当時は、花電車をやりたい、と姐さんに声を掛けてくる女の子が少なくなかったそうです。
 本人にやる気があるかどうかを確認する意味と、ラッパが吹けるようになれば、他の芸もやることができるため、ラッパが吹けるようになったらまたいらっしゃい、ということですね」

コインを1枚1枚出していく芸
「コインを1枚1枚、アソコから出していくんですよ。彼女の芸は力任せではないんです。私も挑戦してみましたが、何枚かまとまって出てしまって、1枚ずつ出すことはできませんでした。

他にも金魚を出す、お客さんに白か黒か言ってもらってから、言われた方の碁石を出すなんて芸もありました」

「ラッパ、鍵盤ハーモニカを吹く、吹き矢、タバコを吸う、リンゴを切るといったところでしょうか。
習字もやりますが、字は難しい。私は書道をやっていなかったから、下で書いても下手なんです。
やっぱり書道をやっている人は、下で書いてもうまいんですよ」

「ちなみにリンゴを切るとは、どのようにやるんですか?」

「まずタコ糸をリンゴに巻いて、そのタコ糸の先をタンポンに結び、お客さんにリンゴを持ってもらって引っ張るんです」

「花電車をやるうえで大変なことは何ですか?」

「鍵盤ハーモニカを吹く時は、呼吸を止めないといけないので苦しくなりますね。
それと、芸を見せているだけでは時間が持たないので、お客さんと話して場を持たせるのがけっこう大変です。
花電車を知っている関西の劇場では、それなりに盛り上がってくれるんですけど、関東だとお客さんがそもそも私が何をやっているのか理解できずに、シーンと静まり返ってしまうことがあるんです」

花電車芸人が減っていった理由は何だったのか。

「15年くらい前からでしょうか。お客さんがお金を払って、踊り子のポラロイド写真を撮るポラが優先されるようになっていったんです。
少しでも劇場に現金を落とすことが大事になってきました。
踊り子は、芸を披露しているだけでは駄目な時代になったんです。

特に温泉場の劇場は、はっきりとわかるぐらいお客さんが入んなくなっていきました。
社員旅行がなくなり、会社の経費も使えなくなっていった。お客さんのお金の使い方ががらっと変わってしまいました。
それまでは、吹き矢で風船を一発で割ったら、1万円をチップとして渡してくれるお客さんがどこの劇場にもいましたが、ここ10年は1万円札を見ていません。お札の色が変わってしまいました」

「花電車をやる踊り子さんは、道具代も余計にかかるんです。
リンゴや風船などの備品に、手伝ってくれたお客さんへのドリンクサービスをしていると、10日で最低3万円は余計に掛かります。
それを考慮して、花電車の人は他の踊り子さんよりはもともとギャラが高いんです。
ギャラは高い、ポラロイドをやらないとなると、お客さんも入らない昨今、劇場側は、花電車の踊り子のせるのに二の足を踏んでしまいますよね」




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