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HB大学

234WS:2021/09/12(日) 23:52:32
シャーデンフロイデ(独: Schadenfreude)
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%87
自分が手を下すことなく他者が不幸、悲しみ、苦しみ、失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる、喜び、嬉しさといった快い感情。

「損害」「害」「不幸」などを意する "Schaden" と「喜び」を意する "Freude" を合成したドイツ語であり、意味合いとしては「他人の不幸を喜ぶ気持ち」もしくは「人の不幸を見聞きして生じる喜び」をいう。

「ドイツ語」節で示したとおり、英語には借用語としてほぼそのまま導入されており、"schadenfreude" と綴る。
また、旧来の英語では「他人の犠牲において楽しむ娯楽」を意味する "Roman holiday(s)" が相通じる表現と言える。
この語は、ローマ人(古代ローマ市民)が休日に円形闘技場で行われる剣闘士の死闘や罪人の残酷な処刑などといった見世物を楽しんだことに由来しており、日本語訳では「ローマの休日」あるいは「ローマ人の休日」という。
漢語における類義語としては、『春秋左氏伝』の「荘公二十年」と「僖公一四年」にある表現「幸災樂禍」がある。これは「他人の不幸を見て楽しんだり喜んだりすること」を意味し、四字熟語になっている。

日本語では「ざまあみろ」の感情である。
シャーデンフロイデの類義語としては、「隣の貧乏鴨の味」および「隣の貧乏雁の味」があり、「隣の不幸は鴨の味」「隣の不幸は蜜の味」「隣の不幸は鯛の味」「他人の不幸は蜜の味」などともいう。
「人の過ち我が幸せ」「隣で餅搗く杵の音一つ食いたい蓬餅」「隣で倉が建てば此方で腹が立つ」「隣り嫉み(となりそねみ)」も類義語。
また、これらに加えて、SNS黎明期の2000年代前半に「他人の不幸で今日も飯が美味い]」の略語として2ちゃんねるから生まれたインターネットスラング「メシウマ」があり、その後、「他人の幸福で今日も飯が不味い」および「自分が不幸で今日も飯が不味い」という意味の対義語「メシマズ」も派生した。


考察
ベン・ゼェヴは、シャーデンフロイデが生じる状況の典型的特徴について、以下の3点を挙げている。
・他者の不幸が相応と知覚されている
  不幸の責任の所在によってシャーデンフロイデの生じやすさは変化する。その不幸が他者自身の落ち度であればシャーデンフロイデが生じやすいが、不可抗力な事態であればシャーデンフロイデは生じにくい(生じない訳ではない)。
・他者の不幸が深刻では無い
  相対的に小さい不幸に対してシャーデンフロイデは生じやすい。誰かが死亡するなど、深刻な不幸に対してはシャーデンフロイデは生じにくい(生じない訳ではない)。
・他者の不幸に対して受動的である
  意図的に相手を不幸に陥らせる訳ではなく、たまたま見聞きして幸福感を得る点で、攻撃行動やサディズムとは異なる。

シャーデンフロイデが喚起される重要な要因に復讐心があると想定されている。
fMRIを使った実証実験では、女性の復讐心が妬みに分散するのに対し、男性は自分に不利益や不正を働いたものに降りかかる不幸はシャーデンフロイデに直結することを示している。
ニーチェはシャーデンフロイデについて「平等性の勝利と回復についての最も卑俗な表現」と述べている。
シャーデンフロイデとは何らかの不公正や不平等を感じていた者が、他者が見舞われた不幸によって果たされる消極的な復讐といえる。




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