戦争　雑多2

110：WS：2020/12/27(日) 08:43:16: 「七生報国」「八紘一宇」
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七生報国
楠木正成の逸話
正成が自害する前に「七度生まれ変わって（七生）朝敵（天皇の敵、ここでは尊氏）を滅ぼし、国に報いる（報国）」という言葉を残したと言われており、ここから「七生報国」という言葉が生まれる。
明治時代にスローガンとして使われ広まった

八紘一宇
「世界を1つの家にする」という意味。
日本書紀
六合(くにのうち)を兼ねてもって都を開き、八紘(あめのした)をおおいて宇(いえ)と為(せ)んこと、またよからずや。　より
「八紘」とは「八つの方位」という意味で、ここでは「全世界」を表す。
「宇」とは「家」。
「天皇の統治の下で世界を1つにする」という思想が語られている。
「八紘一宇」の直接の生みの親は、戦前に活躍した宗教家、田中智学（ちがく）
日本書紀などの古典から着想を得て1903年に生み出した
「八紘一宇」が公式に使われた最初の記録は、1940年8月、第二次近衛内閣の基本国策要綱
智学は戦争のためにこの言葉を生み出したわけではありませんが、結果的に日本の軍国主義のスローガンとして、特にアジア諸国への侵略を正当化するために用いられた。
田中智学が創始した国柱会は、当時大変な影響力を持っていた宗教で、当時のエリート層に支持された。
満州事変を起こした軍人、石原莞爾（かんじ）も国柱会の信奉者。
「銀河鉄道の夜」などの童話で知られる作家、詩人の宮沢賢治も国柱会の信者。

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