yumboはもともとフランス・シカム(SICAM社、現・ユンボ)の製品呼称である。
1882年と1914年の英国で、また1914年の米国で創られた初期の油圧式ショベルを経て、現在の形式の元となる油圧ショベルは1940年代後半にはイタリア、フランス、米国でほぼ同年代に創られた。1948年にプロトタイプを数台造ったが資金難に陥ったイタリアの兄弟(Carlo and Mario Bruneri)から仏SICAM社は1954年に特許を得て、同年Yumboと銘打ったS25型を造り、1960年代始めに米国(Drott社)、スペイン(TUSA社)、日本(三菱)、英国(Priestman社)にライセンス供与を行った。
SICAM社と技術提携した新三菱重工 (現・三菱重工業) が、1961年に代表機種のY35を初めて国産化した際にも「ユンボ」の名称で発売したものである。
同商品の性能のよさもあり、その名称が油圧ショベルの代名詞として浸透した。
このため、早くから油圧ショベルを利用してきた土木建設業界では「ユンボ」の名称が「油圧ショベル」の代名詞として使われている場合が多い。