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アンチヒーロー(antihero)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC
フィクション作品における主人公または準主人公の分類のひとつ。
「優れた人格を持って、事の解決にあたる」といった典型的なヒーロー(英雄)の型から逸脱しているが、ヒーロー同様に扱われる人物である。
ウェブスター現代英英辞典に拠れば、1714年から使用されている
いつ頃から、アンチヒーローに分類される主人公がフィクションに登場したのかは定かではないが、紀元前3世紀にロードスのアポローニオスによって書かれた叙事詩『アルゴナウティカ』のイアソンとアルゴナウタイは、他のギリシアの物語に登場する英雄たちよりも臆病で受動的であり、アンチヒーローであると分類する説がある。
『三国志演義』で天下の奸雄として描かれた曹操は、しばしばこのタイプの残忍な英雄として描かれてきたし、日本の戦国時代にあって全国統一事業を進めた織田信長はその残忍・激烈な性格も併せて描かれることが多い。国家統一のために権謀術数を駆使したとされるオットー・フォン・ビスマルク、チェーザレ・ボルジア等といった歴史上、評価の分かれやすい人物もこの例に該当する。アニメ、漫画等サブカルチャー作品でも例えば前者の意味では『DEATH NOTE』の夜神月、後者の意味では『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブルなど多くの類例をみることができる。
また、ピカレスク小説(悪漢が主人公の小説。悪漢小説)の分野では、多くの場合主人公は最初から犯罪者であるが、この流れは、犯罪小説やフランスのシネ・ノワールやアメリカのギャング映画やクライムアクションゲームなどでも同様であり、多くのアンチヒーローを生んできた。また、日本でもヤクザ映画(たとえば『仁義なき戦い』シリーズ)、バイオレンス小説(たとえば大藪春彦の作品群)などで窃盗や暴力や殺人などの犯罪に手を染めるヒーローが物語られてきた。これは遡れば盗賊集団を主人公に据えた「水滸伝」や歌舞伎の『白浪五人男』などを先例と見なすことができるかもしれない。このようなタイプのヒーローは、ダーティーヒーロー、ダークヒーロー、バッドヒーローとも呼ばれることがある。極端な例では羊たちの沈黙のレクター博士などは食人殺人を繰り返しているにもかかわらず、ヒーロー的に描かれている。
これらのヒーロー達が、犯罪、悪事などに至る理由は様々である。なんらかの絶望によるもの、なんらかの強い憎しみとその復讐によるもの、仲間の裏切や社会からの冷遇によるもの、そしてその復讐のため、愛する者のため、あるいは職業として 等である。また、本人の性格的な問題から組織をはみ出して法を逸脱する例もある。
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