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超人(ユーベルメンシュ)
ヒトラーの「超人思想」の謎
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19世紀ドイツの哲学者フリードリッヒ・ニーチェは、優等民族の進化を予言していた。
彼は来たるべき「超人」──ゲーテの『ファウスト』からとった言葉である──を、新しく、より強く、生物学的にも価値が高く、進んだ人種であり、それ以前のいかなる人間よりも優れた生存能力と種の保存能力を持つ者、と説明していた。
ニーチェと同時代人であり、自分の創作したドイツ民族歌劇がヒトラーを狂喜させることになった作曲家リヒャルト・ワーグナーは、ドイツ人民こそがニーチェのいう優等民族であると明言し(ニーチェは同意していなかった)、「時は迫り来た!」と喝破した。
ワーグナーは、1880年出版の『宗教と芸術』の中で、ユダヤ人解放を非難し、高貴な人種と高貴ならざる人種との混交が、人類最高の特質を損ないつつあるという信念を表明していた。アーリア人種の純粋さを保つことによってのみ、「人種的な感情の真の復活」は成し遂げられる、というのだ。
ナチスはゲルマン的な民族主義に基づいて、「世界に冠たるドイツ」というスローガンを標榜したが、このナチスの「ゲルマン神話」信仰は、もともとヒトラーのワーグナー心酔に由来する。
あるヒトラー研究家は次のように語っている。
「アドルフ・ヒトラーがワーグナーへの抑えがたい憧憬にとらわれていたのはどの点から見ても明らかであり、彼はそのワーグナーの作品のひとつになぞらえて、世界をその舞台に載せ、倒錯した形で上演したといえようか。ヒトラー版『神々のたそがれ』には、火・血に加え、慈悲や人間性の欠如した殺戮までもが含まれていた。」
「首相になった当時のヒトラーは、故郷リンツの町で彼が16歳のときに見た楽曲『リエンツィ、最後の護民官』によってナチズムの種子がはじめて植えつけられたと断言している。ワーグナーのこの作品は、分断された人びとが英雄によって再び統一されるという内容であった。
ヒトラーはまた、『ドイツ国家社会主義の理解にはまずワーグナーを知れ、国家社会主義が目指す全てのものがワーグナーの作品に内包されている』とも述べている。」
ヒトラーがワーグナーの作品の中で、特に好きだったのは「パルジファル」である。
「アーサー王伝説」を題材とした物語で、主人公パーシヴァルが騎士道を志し、アーサー王の円卓の騎士を経て、中世における最高の理想像たる聖杯守護王になるまでを描いた作品である。これをもとに、ワーグナーが作った楽劇が「パルジファル」で、「アーサー王伝説」よりも神話・宗教的意味合いを濃く彩られたものとなり、ヒトラーの興味と一致した。
この作品中でヒトラーの心を射止めたものこそ、「聖杯伝説」である。
「聖杯」とはイエス・キリストが最後の晩餐で用いた「聖なる杯(さかずき)」であり、十字架から滴る彼の血を受けたものである。
この失われた「聖杯」の伝説は、「アーサー王伝説」の中心的主題の一つとして広まり、イエス・キリストを刺したといわれる「ロンギヌスの槍」と合わせ、ともに失われた2つの秘宝を手にする者は、地上世界の支配者になれるといわれた。
ヒトラーはこの伝説を好み、その研究を重ね、その答えを13世紀の異端宗派「カタリ派」の「消えた財宝」伝説に求め、カタリ派の「秘密の抜け道」を辿って彼らの洞窟をくまなく探索した。
1944年からナチス・ドイツの科学者集団とでもいうべき「アーネンエルベ」が、直接、カタリ派の総本山モンセギュール城の発掘調査を開始している。
※ 1944年3月16日──カタリ派がこの地で滅亡してからちょうど700年目にあたるこの日──奇妙な事件が起きている。モンセギュール城の上空に1機のドイツ飛行機が飛来し、発炎筒でカタリ派の象徴の1つであるケルト十字を空中に描き出し、意味深に旋回してから飛び去っていったのであった。
この奇妙な行動を見聞きした地元の住民たちは、このときカタリ派の聖なる秘宝がこの地から永遠に失われたことを察知したという。
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