地球の海の平均水深は 3,729 m であり、深海は海面面積の約 80 % を占める。21 世紀の現在でも大水圧に阻まれて深海探査は容易でなく、大深度潜水が可能な有人や無人の潜水艇や探査船を保有する国は数少ないなどから、深海のほとんどは未踏の領域である。
深海は深度によって次のように区分される。区分者により数値が異なることがある。また、深海層を含めない場合もある。
中深層 200 - 1,000 m
漸深層 1,000 - 3,000 m
上部漸深層 1,000 - 1,500 m
下部漸深層 1,500 - 3,000 m
深海層 3,000 - 6,000 m
超深海層 6,000 m 以深
深海帯
水深 4,000 - 6,000 m には地球の表面積のほぼ半分を占める広大な深海底が存在し、ここまでを深海帯としている。これより深い超深海帯は海溝の深部のみが該当し、海全体に占める割合は 2 % に満たない。
世界最深地点は、西太平洋に位置するマリアナ海溝のチャレンジャー海淵で、海面下 10,920 m ± 10 mである。