ヨーロッパにおいてはローマ帝国の頃から食されており、時代によって高級食材となったり、貧しい人々の食料となったりした。そのローマ帝国時代には養殖用の池をつくり、主人が罰する生き奴隷を入れて、ヤツメウナギのエサにした。[要出典]フランスにおいては「ヤツメウナギのボルドー風 (Lamproie aux poireaux)(ヤツメウナギの赤ワイン煮込み)」と呼ばれる料理がある。これはボルドー地方の名物料理であり、現地では缶詰にされたものも売られている。カワヤツメばかりでなく、ヨーロッパスナヤツメやウミヤツメも用いられる。食感や風味が肉類や内臓類に近いこともあって、現在でもフランス、ポルトガル、スペインなどではパイやシチュー、リゾットの材料として盛んに用いられている。ボルドー風煮込みやリゾットにおいては、ジビエにおける「血のソース」のように、風味づけに血液を活用することも多い。日本と同様に、旬は冬〜初春とされており、季節限定の味覚として供するレストランやビストロも多い。