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114WS:2012/06/16(土) 21:42:53
ダブルスピーク 続き
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF


政府
政府機関や官僚によるダブルスピークは、ネガティブな事象を表現したりネガティブな側面のある政策を実施する際に特に多い。人々の反発を回避するために、負担増を招く政策や法律は負担増を意識させない名前がつけられる。戦争を行う場合も多くのダブルスピークが使われる。アメリカのアフガニスタン侵攻作戦には「無限の正義」「不朽の自由」という名がつけられて戦争目的の崇高化が図られ、テロを口実に国民に対する強大な捜査権限を認めさせた「テロリズムを摘発し阻止するため適切な手段を提供し、アメリカを団結させ強化する法律」を「愛国者法」と呼び、アメリカ・イギリスによる中東や南米でのさまざまな軍事作戦や出費や犠牲は、「テロとの戦い(対テロ戦争)」「麻薬との戦い」「抑圧からの解放」(これはグリーンベレーの標語でもある)などの名で国民や世界に是認されようと意図されている。日本でも盗聴許可法が「通信傍受法」として通用している、日本経団連がホワイトカラーエグゼンプションを「家庭団らん法」と呼ぼうとしているなどの例がある。

ダブルスピークは第二次世界大戦前、ナチス・ドイツやソビエト連邦などでも広く使われていた。ヨーゼフ・ゲッベルスやドイツ宣伝省は数多くの新語や婉曲語を世に送り出した。「Heim ins Reich」(ドイツ国への回帰)はオーストリア併合のことであった。「ユダヤ人問題の最終的解決」はホロコーストに至ることとなった。またプロパガンダを通じ、Volk(人民、大衆)やRasse(民族)といった言葉に新たな意味を付与していった。日本においても、「大東亜共栄圏」「五族協和」「八紘一宇」といった麗しい字面の言葉が大陸進出時には用いられており、第二次大戦末期にはたとえば撤退を「転進」、全滅を「玉砕」、避難を「疎開」、被撃墜を「自爆」と言い換えて、前線の縮小や劣勢という事実に対する国民の印象を変えようとする努力がなされた。疎開は本来は前向きな意味をもつ語であったが、「避難」のダブルスピークとして濫用され今日では意味が変化した。戦後も敗戦が「終戦」と言い換えられている。アメリカにおける日系人の強制収容の例では、強制収容所をRelocation Centers(転住センター)と言い換えていた。

冷戦下の各国では、反共団体が「自由」、逆に共産主義勢力が「平和」という用語を多用した。


軍事
民主主義国家の軍事用語には、政権支持基盤としての大衆世論を意識したダブルスピークが多く見られる。まずは軍需軍事を「国防」「防衛」と呼ぶのが典型で、また国家が軍隊を保有するのは飽くまで“国益と祖国防衛”のためであり、どこの国であろうと“侵攻・併合・示威”を目的にしたりはしない。

英語
「敵を“無力化”(incapacitating)する」
語義としては敵の戦闘能力を奪うこと。敵を殺傷するという血生臭い行為への婉曲表現として多用される。
「コラテラル・ダメージ(Collateral Damage:副次的被害)」
政治的に止むを得ない被害、の語調であるが、直截には戦争やテロで発生する“巻き添え被害”の意味である。
「フレンドリー・ファイアー(Friendly Fire)」
自軍による“誤射”(Accidental firing)
「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」
ベトナム戦争時に戦争神経症(砲弾神経症、シェルショック、Shellshock)について発表する際に広く使われるようになった。


日本語
警察予備隊(のち保安隊を経て陸上自衛隊)は当初“軍隊ではない、強力な警察部隊である”という建前であった。兵卒を“警”の字を入れた「警士」と呼んだり戦車を「特車」等と呼んでいた。
現在でも戦闘爆撃機を“支援戦闘機”、軍艦を“自衛艦”、偵察衛星を“情報収集衛星”と呼んだりしている。また士官は"幹部自衛官"、兵は"士"と表記、階級には大・中・小・准の字は入れず数字にし(ちなみに准尉・准将は設定されていない)、他国では軍曹などに相当する階級も陸曹、空曹、海曹と表記している。自衛隊が想定する戦争は日本国憲法第9条に基づき“自衛戦争以外を行なう事はあり得ない”ため「武力攻撃事態」とされる。




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