したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

同人

242WS:2015/05/22(金) 19:58:47
G7 (魚雷)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/G7_(%E9%AD%9A%E9%9B%B7)
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c4/Torpedos_axb01.jpg
ヴァイマル共和国海軍(Reichsmarine)及びナチス・ドイツ海軍(Kriegsmarine)で第二次世界大戦中に使用された魚雷である。
直径533mm、全長7163mm。
蒸気システムエンジン方式のG7aと、電気推進方式であるG7eに大別される。

G7a
深度維持装置と磁気信管(起爆装置)の作動不良が最も多く、これは魚雷クライシスと呼ばれた。
磁気信管は地球の地磁気による影響で高緯度地方での使用は発射後に即発する可能性が高く、一時的に磁気信管の使用が中止されている。
また、接触信管も船体への突入角が浅いと起爆しないことが判明している。
一例として、ギュンター・プリーンは戦艦ロイヤルオークの雷撃に7本もの魚雷を要し「木銃」と酷評している。

G7a (TⅠ)
G7a型は燃料にデカリンと圧縮空気を用いた燃焼による蒸気を利用したウェットヒーター方式の魚雷である。
30、40、44ktの3種類の速度域が選べ、その速度域に対し、12500m、7500m、5000mの射程となっていた。
雷跡が伴うためUボートでは主に夜間攻撃に使用された。弾頭にはTNT換算で280kgの炸薬が充填されている。
魚雷重量1538kg。戦後、大戦中に使用されなかった魚雷は、ドイツ、ノルウェー、デンマーク海軍などで使用されている。
なお目標から逸れた魚雷は自動的に海没するように設計されていた。
設計番号T14のG7a魚雷は特殊潜航艇向けに1352kgへと軽量化された他、浮力の調整が行われた。
雷速34kt、射程3.4km。
秘匿名独:Mowe(メーヴェ カモメ)。

G7e (TⅡ/TⅢ)
G7eは蓄電池を用いた電気推進式魚雷であり、蓄電池52個を使用し91ボルト、92アンペア/hの電力が供給され、蓄電池全長は3m、魚雷中央部に2列並行に並べられた。
この魚雷の特徴はG7で発生した雷跡を出さないことで日中の攻撃などに使用されている。
しかし、蓄電池の温度により大幅に射程が変わってしまうため、魚雷発射室内に於いて外部電源を用いて蓄電池室内を摂氏30度に保つための余熱作業が行われている。
なお余熱作業を行うことにより60%の延伸が可能であった。
本体重量711kg、超過禁止速度(TⅢ)は30ktに設定されていた他、FaT、LuT機構が組み込まれた物も生産されている。

G7e T X - Spinne(シュピネ 蜘蛛)TⅡを元に開発された、有線コントロール魚雷。

G7es (TV)
音響追跡(ホーミング)魚雷。
1934年から開発が始まりプロトタイプであるG7e Falke (ファルケ 鷹)が1940年に開発されている。
G7eは開発にあたり技術的問題を抱えていた。
航走による自己発生音により音響追跡センサーが影響されてしまい、改良が行われたが根本的な解決には至らず、結果、雷速を上限25ktに制限した。
また、目標となる艦船速度が12kt以下の場合は音源が探知できなくなるなど、開発は困難を極めたが、1943年に試験が成功したことで生産され実戦で使用されている。

G7es Zaunkonig (ツァーンケーニッヒ ミソサザイ)
このG7eの進化型。1943年9月に開発されている。
連合軍はこの開発情報を事前に察知しており、実戦で使用され被害が出始めると、この魚雷に対抗するため「フォクサー」と呼ばれる騒音発生器を開発し、艦尾後方にこれを曳航することで無力化している。
しかしドイツ海軍上層部はこの異変を直ちに察知し、欺瞞装置に反応しない様に改良したG7esⅡ型が生産されている。
その他、イギリスはこの魚雷を回収し、その内の一本をアメリカに引き渡している。

この技術を元にイギリスはMk11、アメリカはMk18魚雷を開発したが、大戦中に配備させる事が出来たのはアメリカのみであった。

G7es派生型
Lerche(レルヒェ 雲雀)
有線により発射後も追跡している音波が正確か確認し、かつ魚雷の操舵も可能にしたガイダンス機能を備えた

Geier(ガイアー 禿鷲)
アクティブソナー方式
欺瞞装置に弱いパッシブ方式を補う




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板