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生活

838WS:2022/04/27(水) 08:04:20
慢性硬膜下血腫
http://twmu-mcens.jp/case06.html
忘れてしまうような軽微な頭部外傷などの後、通常1〜2ヶ月かけて、頭蓋骨の下にあり脳を覆っている硬膜と脳との隙間にじわじわと血が貯まってくる病気です。
血腫が脳を圧迫した結果、頭痛、物忘れ、認知症症状などの精神症状、失禁、半身に力が入らない、歩行障害、などの症状を呈する事が多いです。

基本的には正しく診断がなされタイミングを逸することなく治療が行われれば完治する、予後のよい疾患です

頭部単純CTあるいはMRIを撮影し、慢性硬膜下血腫の有無を確認するのが診断上重要となります。


治療
血腫が少量の場合、自然に治癒する事もありますがそういった例は稀です。基本的な治療法としては外科的治療が推奨されています。
極端に重症や特殊例以外は、穿頭ドレナージ術という比較的短時間で終了する手術を実施します。手術室で局所麻酔を用いて頭蓋骨に小さな穴を開け、そこから細い管を入れた上で血腫を洗い流します。入院してからだいたい1週間以内での退院となります。

慢性硬膜下血腫は手術後に麻痺や認知症症状、頭痛などの症状が徐々に改善していく事がほとんどですが、術後の再発が約10%に見られます。
これは人種や施設間などでも大き差は無いとされ、高齢者などで脳萎縮の強い方や血液凝固異常を有する方などでは再発を生じ易いとされています。
再発を生じた場合は症状等を勘案しながら、再手術を実施したり、ある程度の期間血腫の大きさの経過観察を行ったりします。




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