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生活

807WS:2022/02/24(木) 16:39:03
穿頭術
https://square.umin.ac.jp/neuroinf/cure/007.html
局所麻酔を用いて行う脳神経外科の代表的な手術手技です。
慢性硬膜下血腫や脳室内出血等の頭蓋内に貯まった液体を抜く目的や一部の組織を生検する目的で行う神経内視鏡手術や定位脳神経手術で用いることが多い方法です。
頭皮内に部分剃毛後2〜3cmの皮膚切開を行い、その中心に穿頭器という手術道具を用いて約1.5cmの穴を頭蓋骨に開け目的の手術を行います。
手術後頭蓋骨の穴は人工物で再建したり骨の削り屑を再充填したりすることがありますが、再建なしでもいずれ骨形成がおきます。

この手術は主に外傷後しばらくたってから生じる慢性硬膜下血腫の治療に用いられます。
穿頭した後に、硬膜を切開し、中の血腫を吸引するとともに、生理食塩水にて血腫腔を洗浄するという手術です。
この他、穿頭術は、脳室に脳脊髄液がたまる水頭症の場合にドレナージという管を脳室内へ留置したり、脳室から腹腔内へ脳脊髄液を逃がしてやるシャント手術において、シャントチューブを脳室内へ挿入する水頭症の項参照)ために行われる他、神経内視鏡手術における内視鏡を頭蓋内へ挿入するための「穴」をつくるために行われます


神経内視鏡手術
square.umin.ac.jp/neuroinf/cure/006.html


外減圧術(減圧開頭術)
www.nch-neurosurgery.jp/surgical-treatment/craniotomy8/


頭部外傷
www.nch-neurosurgery.jp/disease/disease-3/
頭は頭蓋骨という硬く閉じられた骨の容器の外側に皮膚や筋肉、内側に脳があります。
頭を強く打つと打った部分の皮膚や筋肉、頭蓋骨が損傷して出血や骨折を起こします。
ただ、脳は閉じられた頭蓋骨という容器の中に髄液という液体に満たされているため、打ったことの反動で反対側に損傷を起こすことが多いことが特徴です。
これを反衝損傷、あるいは反動損傷と言います。
右側を打撲すると左の脳に、後頭部を打撲すると前頭葉に出血を起こすといった感じです。
また、脳は大きく分けて3種類の膜に囲まれており、外側から硬膜、クモ膜、軟膜と呼ばれています。
この3つの膜のどこで出血をするかで呼び方が変わってきます。
硬膜の外側(頭蓋骨のすぐ内側)の出血は硬膜外血腫、硬膜の内側でクモ膜の外側の出血は硬膜下血腫、クモ膜の内側で軟膜の外側の出血はくも膜下出血(特に外傷の場合、外傷性くも膜下出血と呼びます)、軟膜の内側(ほとんど脳内を指します)の出血は脳挫傷、あるいは脳挫傷性血腫と呼びます。
ちなみに“血腫”とは、「出血した血液がひとかたまりになって溜まった状態」のことを言います。
くも膜のすぐ内側(くも膜下腔と呼びます)は髄液が流れているため、出血を起こしても大きな塊を作ることは少ないため、くも膜下“血腫”とは呼ばずにくも膜下“出血”という言い方をします。

慢性硬膜下血腫
また、硬膜下血腫については、受傷後数時間以内に発生したものを急性硬膜下血腫、受傷後数週間から数ヶ月かけて発生したものを慢性硬膜下血腫と呼びます




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