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たれこみスレ
5
:
名無しタン(*´Д`*)萌え〜
:2005/03/05(土) 20:11:21
御堂岡物語 第3話 前編 「火遊び」 (2)
hehahehaheha 2000/04/08(土) 03:33
「女装歴、長そうだね」
コーヒーを一口飲み、男は言った。
「長くもない。半年くらい」
「俺じゃなかったら見破れないと思うよ、完璧、美少女だもんな。声だって、女の子そのものだ。君ほどの子、初めて見るよ。その手の店とかは抜きにしてさ ワラ」
「どこでわかったわけ?」
「勘だね ワラ」
「…」
えみみは紅茶に手を伸ばした。目の前にいる青年は、えみみの好みに合致している。彼
に抱きすくめられ、服を剥ぎとられる様をふと想像し、えみみはびくんとする。そして、鈍痛のような快感が腰を走り抜けていく。
「俺、御堂岡っていうんだ。君は?」
「えみみ」
「えみみ? いかす名前だなあ。君にぴったりだよ ヒャハハハ」
「サンキュ」
「イブ、空いてるかい? 俺とつき合ってクレる?」
「イブは...」
えみみは店の隅のツリーに目をやった。地味だが、センスの良い飾りが瞬いている。昨日、安東清と会って、イブはふたりで過ごそうと約束したばかりだった。
「恋人、いるんだ」
御堂岡が不安そうな顔でえみみを見ていた。
「恋人っていうわけじゃないんだけど...。でも、うん、イブ、OKだよ」
「ラッキー。これで今年のイブはさみしくない。去年のイブは一人でバナクリサイト荒らしてたんでね ワラ 大学生って、いつでも暇なんだろ? 俺なんかいつも仕事きつくてさ、朝方に出かけることもしょっちゅうで...」
熱中して喋り始める御堂岡に、えみみは微笑んだ。舌の先で、かすかに唇をなぞる。無意識というわけでもなく、半分意識した癖である。口紅の味がして、えみみは心の中で苦笑した。
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