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SSの実力向上を目指すスレ 第5話

248名前が無い程度の能力:2008/09/08(月) 14:21:29 ID:4ZfxPO320
>>241
遅ればせながら読みました。文章は上手いしタイトルや詩は上手く使ってるし、
雰囲気が出てて良かったと思います。
ただ、それだけに、何かこう、物語の構成や進みがちぐはぐな感じがします。

・狂気の姉と、盲目になった妹
・夜雀
・お祭りで歌
・狩りを楽しむ男たち
・なんか大事なものを盗られたらしい虫妖怪(と人間との戦い)
・二人の半妖(入院中のを含めると三人、白沢合わせると四人?)

この作品は大雑把に見ると上の六つの要素が目にとまる(常には無い、目立つポイントである)のですが、
物語中できちんとかみ合ってるのが、終盤の姉妹と夜雀、あるいは妹と夜雀と歌だけで、
他の要素が全部本筋とは関係ない、枝葉末節に見えかねないところがあるのです。
特異な要素が妹を中心に何の理由も前触れもなく降りかかってるように見えるのですね。
もしこれらが全て、因果関係がきっちりかみ合ってて、全部に意味があれば傑作だったと思えたのですが、
そういうこともなくそれぞれが独立しているため、物語の主軸がややばらけている気がするのです。
唯一、「妹が覚悟を決めるまでのお膳立て」という軸があるにはあるのですが、
これはあくまで書き手側の都合で見た軸なので、ただそれだけなら「ご都合」でしかないわけで。

もしかしたら、男たちや蟲妖怪などにもきちんとしたバックボーンがあったのかも知れませんが、
読んで伝わってこなければ意味はありません。
まあこのへんは「説明すりゃいいってものでもない」ので難しいのですが……

もしかしたら、「一昔前の幻想郷を描写したかった」という思いがあったのかも知れません。
そういう意味で言えば、この話は成功だと思います。実際、雰囲気はよく出ていたと思います。
ただ、言ったとおり、それと物語の本筋とが上手くかみ合っていないというか。

枝葉末節を全て除去しろとは言いませんが、
強調すべき部分と、そうでない部分を区別するよう意識してみてもいいんじゃないかな、と思います。

>ああ、そういえば、もう一つ自分に嘘をついている事があった。あの日、偶然あの剥製用の瞳を見つけてしまった時、魔性の歌声が聞こえてきたのだ。それは――
すいません、この一行だけ、意味がよく読み取れませんでした。何が嘘だったんでしょう?



以上です。参考になれば幸いです。




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