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SSの実力向上を目指すスレ 第5話

139名前が無い程度の能力:2008/06/21(土) 10:54:00 ID:JaGJHwegO
>>136
『影法師』読みました。まずもずくさんが気にしている二点から。

個人的には、三人称の中に一人称が心情描写として紛れ込むのはアリと考えます。
けど、一人称の中に三人称は、単純に読みにくい。
一人称視点は、読者を主人公に感情移入させるための視点です。
それがいきなり読者=第三者・傍観者である三人称視点に変わっては、ただ戸惑うだけです。
戦闘に臨場感を出すため、というのは作者の都合になりませんか? 一人称で臨場感のあるバトルSS、普通にあります

次に時制ですが、インパクトのある導入→経緯説明というのは、読者を引き込む手法として普通にアリです。が……。

以下、作品批評に入ります。
結局、向こうでも言われているように『完成してない』に尽きるんです。
藍が影と戦う理由が適当に取って付けたものにしか見えず、文章技術向上のための習作としか読めません。
一本のSSとして成立させるなら、藍が影を倒し紫を助けに行く、あるいは戻った紫が影を倒す、
バッドエンドならそれらしく、もうちょっと体裁を整える、などなど。

そして構成ですが、今回は現在→回想の流れにする意味が全くありません。理由は短いから。
現在→回想の流れにするなら、藍が影に負けるところまでを一気に書いて、そこで初めて回想に入る。
そして、藍が目を覚まして第二章突入、くらいの文章量でないと、構成上効果的とは言えません。

とはいえ、そんな構成だったとしても私は読むのをやめるでしょう。
この作品が「藍がオリキャラと戦うだけ」の作品だからです。
戦闘前・後の文章が致命的に欠けているから、ストーリーが薄っぺらくなってしまう。
外の異変・異常な化け物など、言葉で説明されているだけで、読者が説明を実感として受け入れるための描写が存在しません。

読者は、SSにストーリー性を求めます。それはジャンルが何であれ共通のこと。
バトルは、事前の盛り上がりがあってこそ、のめり込んで読むものだと思いますよ。

以上、長文失礼いたしました。




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