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洋画、邦画、テレビドラマを語るスレ
20
:
戦艦大和、
:2006/02/11(土) 23:48:19
「男たちの大和」を観みました。
良く作られている映画だと思いました。
うちは原作である「男たちの大和(上下巻)/辺見じゅん著」「YAMATO!/辺見じゅん編」(どれも昭和60年初版)を熟読していますが、前者の小説の部分部分を、うまく抽出し再構成していると感じました。
小説に書かれている現実談と食い違ってしまう部分もあるんだけどね。観てて「ああ、ここからこう繋げたのね。なるほど」と思う事しばしば。
ただ少し詰め込みすぎたためかシーンの切り替えが突然すぎ、かなりの違和感を覚えました。特に没頭の戦闘訓練あたりですね。(もっとも納めるべき内容が、元々多いのですけどね)
それにしても戦闘シーンの凄まじさは、圧倒されましたね。まさに艦上に居る様な感じですよ。
原作もそれに似たリアリティーを持っているのですが、映像でも、見事に表されています。
愛する者を護りたいという想い。無事に還ってきて欲しいという願い。自分が生きてきた意味はなんなんだ?死地へ向かうのはなんのためだ?生きて還ってこられたのに「一人だけ、のうのうと…」と、なぜなじられなければならない?…
いろいろ考えさせられます。恥ずかしながら、何度も、落涙を抑えられませんでした。
見終えて、何かしらバトンを受け取った。そんな感じがしました。
映画ラストで、漁師見習いの少年が漁船の舵を、受け継ぐように取ったみたいに。
老若男女問わずにお勧めしたい映画だな。そして過去にこんな時代があったことを、改めて思い起こし考え直して、今後の生き方に繋げて欲しい。
戦艦大和が「一億総特攻の先駆け」として沈んだのであるならば、この作品が、その先駆けとなるように願いたい。
それこそが、戦艦大和が生きた意義であり、作中語られた「敗れて目覚める」というバトンを受け取る事に、なるのではなかろうか。
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