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10：匿名希望：2003/05/06(火) 22:58: とあるテキストサイトをやっている者です。

こちらの企画は、以前から存じ上げておりましたが、
実際に雑文祭が開かれてみると、
どうしようにもやるせない気持ちに苦しめられているのです。
そのため、恥をしのんで、今こうして書き込んでいます。

私は、現役の精神病患者です。
抗欝剤と精神安定剤を常用しています。
そうやって、薬に頼ることで、どうにか生き延びてきていますが、
私の人生は、死といつも隣り合わせでした。
気を抜くと、死の声が、いつも私にささやくのです。
こちらへ、おいでよ、と。もう苦しむことはないんだよ、と。
そのたびに、私はその声を必死で振り払ってきたのです。
石にもすがる思いで、どうにか生き耐えてきたのです。
死ぬことは、楽です。
誰もが簡単に、その選択を選ぶことができます。
でもそれすら選べない、臆病な精神異常者もいるのです。
怖くて怖くて、死ぬことすらできなくて、それでもどうにか
苦しみながら、血を吐きながら、生きているのです。
こんなにも苦しんで生きていることに、何の意味があるのかを
考えることがよくあります。
そのたびに、でも生きなきゃいけないんだ、生きなきゃいけないんだと
自分をきつく叱咤しています。
こんなにみじめな姿を晒してでも、どうにか生きることに
しがみついているのです。

そんな、惨めな生者のいることに、
どうか、少しでも目を向けて欲しいのです。
生きることすら普通にできず、
死にたいと常に願いながらそれも選ぶことのできない、
弱いものたちがいることを、どうか知って欲しいのです。

お願いです。どうか軽々しく、死にたいなんて言わないでください。
心から死にたいと思っている人間にとっては、
この企画は苦痛でしかないんです。
だったら、見に来るなよ、とおっしゃるのも
もっともです。
ギャグのわからないやつと思われても結構です。
それでも、恥をしのんでも、ここにこうやって
書かずにはいられないのです。

お願いです。死ぬことを、もっと考えてください。
死にたくても死ねない、人たちのことを、
どうか考えてやってください。
つい先日も、死にたくて、それでいて死ねなくて苦しんだ仲間が、
あの世へ旅立ちました。
「死ぬことを、耐えることに、疲れ果てた」
と書き残していました。
私はそれを聞いて、涙が止まりませんでした。
死ぬことを耐えること、それが本当に苦しいことを、
どうかご理解ください。
そして、どうか、お願いです。ここにいる人、
死をもっと考えてください。
悲しみの中で、死がもたらすもの、
それを考えてみてください。
この雑文祭が、早く終わることを願っています。

長文乱文、失礼致しました。

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