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カノン第9話第10話実況スレッド その2

2763名無しになるもんっ♪':2002/10/05(土) 16:45
間違えた…
なんでこんなの残ってたんよ(´Д⊂ヽ
脳内リテーク放送(w


シュガーと別れて・・・

サガはホットミルクを傍らに静かに空を眺めていた。
ふいにドアをノックする音がして振り返る。
レジーナが不安げな顔をして静かに入ってきた。
「サガ。まだ起きてるのかい?」
ためらいがちにゆっくりと答えるサガ。
「あ、うん。・・・なんか・・・・眠れなくて」
「雪を待ってるのかい?」
「え!?」
サガの驚きを予想したように、何気なく話を続けるレジーナ。
「イングリッドもそうして雪を待ってたからねぇ」
静かに話を続けるレジーナ。
「見えるんだろう?あんたにも」
何も答えることができず、レジーナの話を聞くことしかできないサガ。
「イングリッド・・・。あなたのお母さんも、季節使いのことをよく話してたからねぇ」

もうずっと前のこと・・・。

『ねぇ、お母さん。いろんな季節使いがいるんだね。雪や風や、太陽の光も雨も、いろんな季節使いが送り届けてくれるんだって』
『イングリッド?』
『あたしも、いろんな季節を描いていきたいな』

「そう言っておまえのお母さんはいつもピアノを弾いていたんだよ。」
魔法の花が消えてしまったトイ・ピアノを、静かに見つめるサガ・・・。
(あたしが・・・、シュガーと出会えたのも偶然じゃなかったんだね・・・・)

「ねぇ、おばあちゃん。」
突然、元気よく振り返りレジーナに話し掛けるサガ。
「え!?」
意外に元気なサガの声を聞いて、驚いた感じのレジーナ。

「お母さんもそうだったけど、あたしもいろんな人に季節を届けたいの。」
「だって、あたしはピアノと、この町が好きだから・・・」

サガは静かに母親との思い出の曲を弾き始めた。




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