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虐待・虐殺小説練習スレッドPART.2

182デビューできない・・・・って訳でもないギコ:2009/08/05(水) 18:29:01 ID:???
翌朝、彼は出社をする為、モナティマを運転していた。
西擬古駅の所で、一匹のしぃが何やら紙を配りながらわめいている姿が見える。
「シィノ ベビチャンガ キノウカラ ユクエフメイ ナンデス! 」
彼はちらりとわめき続けるしぃの顔を見る。
目に涙を溜め、昨日から行方不明だというベビしぃの顔写真が貼られたダンボールを首から下げ、
必死に通行人に呼びかけている。
通勤ラッシュと言う事もあって、目の前に出されたチラシを受け取る物はいない。
「ベビチャンハキノウガハジメテノコウピノヒデピンクノ ドレスヲキテマシタ!…ダレカ ミタヒトハ イマセンカ!?」
地面に投げ捨てられたチラシに載っていたのは、ピンクのドレスを着て、
沢山のご馳走を目の前に微笑んでいるベビしぃの写真だった。
彼が昨日、車で跳ね飛ばし、家に連れかえって殺したベビしぃだった。
(あぁ。アイツの親か)
彼は必死で通行人に訴えかける母しぃの顔をまじまじと見た。
ベビしぃの死体は今朝、バラバラに出来るだけバラバラにして、生ゴミとして出した。
「オナガイシマス! シィノ ベビチャンヲ サガシテクダサイ! タッタヒトリノ タッタヒトリノ ベビチャン ナンデス!」
母しぃはそこまで言うと、声を詰まらせて涙を出しはじめた。
「奥さん、がんばって下さい。ベビちゃんが見つかるといいですね。」
彼は泣いている母しぃにそう声をかけると、窓を閉めた。
「シィィ! アリガトウゴザイマス!…シィノ ヘビチャンガ キノウカラ ユクエフメイデス!」
母しぃはもう一度声を振り絞って、駅へ行く人々に声をかけ始めた。
(まぁ、どんなに探しても、もうムダなんだけどな)
彼はそう思いながら、さっき貰ったチラシを紙飛行機にして、近くにいた
モララーの子供にあげた。

暫くして、道路と平行に敷いてある線路に快速電車が追い抜いていった。
彼は駅を過ぎると、可笑しいのをかみ殺しながら、
駅の前で必死にチラシを配る母しぃの姿を見えなくなるまでミラーで見詰めていた。
見えなくなった時に、呟いた
「道路でボーっとしてる糞虫が悪いのに。」と
ーーーーーーーーーー完ーーーーーーーーー


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