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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

75:2007/05/27(日) 01:09:57 ID:???
初日




あれから、ノーネは肉を探しにいろいろな所をまわった。
自分と、ひょんなことからついてくるようになった毛玉の空腹を癒す為だ。




肉を探す少し前、フサギコと会ってすぐの話。
出会ってからの第一声が『腹減った』という、ぶっきらぼうな台詞。
やんちゃなのか、それとも命知らずなのか。
ノーネは、何故子供のお前がこんな所でうろうろしているのかとフサギコに問い質す。
返ってきた答えは、大方予測できたものだった。

「親とか、家とか、そういうの俺にはないから」

捨て子か何か。
ノーネ自身も浮浪者であったし、こういうのは珍しくない。
治安が悪い事と重なり、街は浮浪者の存在を黙認している。
糞虫という食糧があるし、放っておけばそいつらを苦情してくれる。
だが、子供であるこいつが街を徘徊するのには多少危ういものがある。
産まれたてであれば、ギコ種は糞虫と見分けがつきにくい。
今だって、いくらか成長したとはいえノーネに喰われそうにもなった。
まあ、これは唯のノーネ本人の過ちなのだが。

「親はいなくとも、名前ぐらいはあるノーネ?」

「ああ、俺はフーっていうんだ。よろしくな、オッサン」

自慢げに己の名前を告げ、更にこちらをオッサン呼ばわり。
こちらの名前を教える前に、既にオッサンと命名されてしまっている。
「俺はノーネだ」とはっきり言っても、聞いてくれなさそうな雰囲気だ。

「フーというより、愚者(フール)なノーネ・・・」

「なんだそりゃ? 知的に見せようとしても俺には通用しねーぞ」

「・・・」


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