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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

602Nacht:2009/02/08(日) 01:51:45 ID:???
お。なんだ、諦めたのか。潔いねぇ。ご立派ご立派。だが…。」

紅が燃える。

「―つまらねぇ。」

身体ごと持ち上げられる。
こちらを睨みつける瞳の中は、燃えていた。

「怯えろよ。叫べよ。泣けよ。喚けよ。薄汚く生に執着してろよ、下等生物がよぉ…!
なんで、平然としてやがる。気にくわねぇ。気にくわねぇ…!」

そのまま突然に放り投げられる。
身体の指揮系統は握られたまま。
受身をとるどころか、指一本だって動かせない。

―黒い悪鬼は激昂していた。

腕を掴まれ、そのまま、握り、潰される。
がりっ。ばきゃびきっ。
普通なら絶対耳にすることのない嫌な音。
その時点で既に骨はばらばら。一部はもう皮膚を突き破っている。
それでも、まだ、砕かれる。
腕が。肉が裂けていく。
ミチミチ、と筋肉繊維の切れる音がする。
頭にはスパーク。呼吸は乱れ、視線は定まらない。
それでも悲鳴は上がらない。自分でも驚く。
こんなに痛いのに。こんなにも怖いのに。
俺はこの哀れな鬼に同情してしまっている。
何故かは、自分でもよくわからない。
ただ、可愛そうに思えただけ。

…そういえば、さっきから彼は何をやっている?
身体の感、覚がクリア、になっ…て…?


青年は最後の疑問に答えを見つけられなかった。
何故なら。
彼は既に死んでいたのだから―。

Auf Wiedersehen. Bis morgen….


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