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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

600Nacht:2009/02/08(日) 01:47:17 ID:???
で。

「暇すぎる…。」

ぷっかぷっかと闇に昇っては消える白煙。
現在、9月11日の午後11時23分。
張り込みに入ってから既に六時間経過。
見張ってる場所には、人どころか猫の子一人やってこない。
なんとも時間の浪費である。
というか、なんで金払ってまで見つけたいのか分からない。
暇だし、さっき教えられた情報をおさらいしてみよう。

1.被害者の体のパーツは必ず欠損している。
2.残っている部分はほとんど原型を留めていない。骨まで粉々に砕かれている。
3.現場には被害者以外の血液。
4.左の拳が異様に大きいらしい。
5.残っていた足跡は非常に巨大。恐らくかなりの大柄。

こんなところか。

「微妙…。どう考えたって4と5以外は、犯行後でしか判別できないし。参ったな…。」
「ん…?」

少しまわりが明るくなったような気がして空に顔を向けた。
底の知れない闇の大海原を照らす、黄金の月。
もう少しで半月になろうかという歪な月。
しばし、その輝きに見入り。
腕時計で時刻を確認。11時53分。
あともう少ししたら、今日は切り上げよう。
お月さんだって許してくれるさ。


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