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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

573:2008/05/14(水) 21:48:35 ID:???

「あ」

ぽろろはハッとして腹を押さえる。
なかなか大きな音だったので、流石に恥ずかしかったようだ。

「お腹すいたのか?」

「う、うん」

「まあ、これだけはしゃいだらそうなるな」

ぽろろにそう言って、エゴの腹をまた突く。
と、必要以上の苦痛の声が聞こえ、思わず手を引っ込めた。

今から食事の準備、というのも何だか気が引けてしまう。
汚物や血に塗れた部屋で食べ物を眺めるといった、図太い神経は持ち合わせていない。
下手をすれば、変にトラウマになってしまいそうだ。

(・・・そうだ)

ふと、思い付く。

「ぽろろ」

「はい?」

「その・・・なんつーか、こいつ食べるか?」






「う、ウララー・・・っげ、てめぇ、ッ」

「いいの?」

人間性を問われそうな妙案に、意見が二つに別れた。
眼を輝かせ、こちらを見て喜ぶぽろろと、掠れた声で抗議しようとするエゴ。
勿論、これから死ぬ者の意見など聞く理由はない。
わざとらしくエゴを無視し、ぽろろに促す。

「どうせ死体になったら処理しないといけないし、ぽろろが嫌じゃないなら」

「・・・じゃあ、お言葉に甘えて」

謙遜気味だったが、後押しされたのかすぐに表情を変える。
ニコニコと嬉しそうなぽろろを見て、自分にもやる気が湧いてきた。

「よし。じゃあ早速解体に移るぞ」

席を外し、包丁を取りに台所へ。
途中エゴの雄叫びのような罵声が何度も聞こえたが、濁りすぎていて聞き取れなかった。




棚から包丁を取り出し、ふと気付く。
腕についていたぽろろの血を、まだそのままにしていた。
大分時間が経っているので、少しくすんでカサカサになっている。

「・・・」

臭いを嗅ぎ、舌で舐め取ってみる。
血は唾液に溶かされ、口の中へと入る。
少量だったせいか、いつものような生臭さは皆無。
そのかわり、血の表現でよく聞く鉄のような味が、舌の上で広がって消えた。
美味くはないが、吐く程不味いというわけでもない。

(そろそろ喉が渇く頃だろうな)

そう思いつつ、両腕の血を洗い流す。
腕から赤が落ちていき、見慣れた黒が顔を出した。
水を切ってハンドタオルで拭き取ると、包丁を持って部屋に戻る。

部屋に戻ってくると、エゴが口まわりを更に赤く汚していた。
大袈裟に上下動する腹と、ひゅうひゅうと鳴っている喉。
横では、ぽろろが背中から触手を一本出してこちらを見ている。

「どうかしたのか?」

「いや・・・こいつが、ウララーの悪口ばっかり言うから」

そう言って、ぽろろは触手で空をつつく。
どうやらエゴを黙らせる為に腹を押すか何かしたのだろう。

「・・・そうか」


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