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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
569
:
魔
:2008/05/14(水) 21:45:11 ID:???
※
もし訪ねてきたAAが勧誘か何かだったら、殴り殺してしまいそうだ。
そんな毒を心の中で吐きつつ、苛々を床に押し付ける。
どすどすとわざとらしい音を立て、玄関の前に立つと乱暴に扉を開けた。
「どちら様で・・・ッ!」
刺のある声で応対した者は、銃口だった。
咄嗟に屈み、同時にその銃が吠える。
頭上を殺意が通過したかと思うと、後方で何かが破裂する音がした。
「な・・・!?」
突然の事に驚愕し、次いで怒りが込み上げる。
が、銃口を向けていた者の顔を見てみると、また驚愕。
そこにいたのは、擬似警官だった。
「久しぶりだな。ウララー」
「エ・・・エゴ?」
男は紫の身体に、耳に青い線が走っている。
その特徴を持った擬似警官は、エゴという名。
自分とは同期の者だ。
「お前には失望したよ。銃を持つのを辞めたって聞いて、来てみたらコレかよ」
エゴの言葉を聞き、ふと己の両手を見遣る。
本来黒い筈の自分の腕は、血で真っ赤に染まっていた。
「あ・・・いや、これは」
「しらばっくれンな! 臭いも被虐者のそれじゃねェ。何考えてんだ!!」
鬼の形相で、エゴは責め立ててくる。
擬似警官だから、この反応は当たり前か。
エゴのような直情的な者に、全てを話そうとしても無駄かもしれない。
たとえ信じても、エゴは元々虐殺そのものを嫌っている。
予想だにしなかった、最悪の展開。
ぽろろを置いて、まだ死ぬわけにはいかないのに。
どうにかして、この場を切り抜けなければ。
場合によっては、最悪を最悪で返してやってもいい。
(殺すか・・・?)
AAの命が散る瞬間なんて、腐る程見て来た。
自らが殺める事も、既に堕ちた身。躊躇う必要はない。
問題なのは、エゴが持つ得物と丸腰の己との差をどう埋めるかだ。
「どうしたんだよ。何か言えよ!」
「・・・」
が、どうやらエゴは話し合いたいようだ。
意図はよく掴めないが、考える余裕はできそうだ。
爆発させない程度に、真実を述べてみるか。
「・・・悪いが、俺はまだ虐殺厨にはなっていない」
「両手濡らしといて、まだ言うのかよ」
「落ち着け。信じられねえかもしれないが、この血は被虐者のモノだ」
「・・・は?」
と、エゴの額に青すじがいくつも現れる。
このままいくと、本当に爆発させてしまいそうだ。
だが、真実を述べないで死ぬのも御免だ。
肚をくくるつもりで、続ける。
「アフォしぃでもちびギコでもない、新しい被虐者だ。殺しても死なない」
「・・・」
返事を待つが、エゴの口は開かない。
ただ、その表情が歪み、歯ぎしりの音が大きく聞こえたのと、
銃を握っている手の人差し指が動いたのは、確認できた。
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