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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
567
:
魔
:2008/05/14(水) 21:43:49 ID:???
隙間なく並んだ画鋲達は、豪華な衣装のようにも見える。
身体とそれの境目では血が少しながら流れていて、そのコントラストも美しかった。
「これで全部だ。頑張ったな」
「・・・」
ぽろろからの直接な返答はなかったが、小さく頷いてくれた。
地味な虐待とはいえ、感じる痛みは決して易しいものではない筈。
凄まじい苦痛、いや快楽に苛まれ、反応する事がやっとという所か。
そう考えると、今のぽろろはエクスタしぃとやらに似ている気がする。
だが、奴らは痛みを痛みとして認識していないと聞く。
それにぽろろ自身も、痛いと感じた時はしっかりと『痛い』と言っている。
「・・・う、ウララー、っ」
「ん?」
「もう・・・や、やめ・・・」
ふと、ぽろろの言葉で我に返る。
気を抜くとすぐに考察したがるのは、悪い癖か。
全て聞こえなかった所から、どちらを願っているのかわからない。
止めて欲しいのか、或いは遠回しに続きを欲しているのか。
どちらにせよ、自分の中には答は一つしかないのだが。
「いや、まだ続きがあるぞ」
ぽろろの耳元で囁き、テーブルに用意してあったものを取る。
何の変哲もない、唯のガムテープ。
それを見て何をされるのか理解したのか、ぽろろの顔が青ざめていく。
「さっきはチクチクするだけだったが、これだとどうなるか俺にも想像できない」
別に言葉で責めているつもりはないが、ぽろろはより怯えだす。
赤らんだ頬に小さな冷や汗が一筋伝い、顎から離れてソファに落ちる。
しかし、身体は震えていても、その眼だけは爛々と光っていた。
早くやってほしいという気持ちではなさそうだが、期待のようなものを感じる。
恐怖に怯える被虐者のようにありながら、やはり何か違うぽろろ。
よくわからないギャップのようなものは、己を駆り立てる。
―――酷く、興奮してしまう。
ガムテープの切れ端を摘み、景気よく引っ張る。
適度な長さの所でそれを破り、画鋲の衣装の上に貼付ける。
綺麗だった金の衣装は茶色の紙に隠され、みすぼらしく見えた。
「いくぞ」
短く呟き、ガムテープの端を摘む。
そして何も考えずに、腕を思いっきり振り上げた。
「っっぎゃあああああァァァァァ!!!」
ばりばり、と激しい音がしてガムテープは剥がれ、次いでぽろろの絶叫。
どちらも耳をつんざく勢いで、予想外のボリュームに心臓が跳ねた。
「うああああああああっっ!!!」
海老反りになり、ソファの上で転がり回ろうとするぽろろ。
流石に耐え切れなかったのか、その苦しみっぷりは気狂いのよう。
激痛を訴えるのが背中ということもあり、庇えないもどかしさもあるのだろう。
剥がしたガムテープを覗くと、こちらも凄い事になっている。
赤く汚れた画鋲がびっしりと敷き詰められ、所々肉のようなものもある。
一部画鋲が付いていない所があったが、恐らくまだぽろろの背中に刺さったまま。
ぽろろが落ち着いたら、抜いてやるとしよう。
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