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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
561
:
へびぃ
:2008/05/05(月) 02:33:24 ID:???
「・・・どうやら、逝ってしまわれたようですね」
1さんが言った。
がっくりうなだれたしぃの顔には生気が全く感じられない。白目を剥き、顔中の穴と言う穴から液体を垂れ流している。
「ショック死、か―――まあ、しぃってのは元々精神の足腰も脆いらしいからな」
兄者の言葉に、弟者もうんうんと頷いた。
「―――というわけで、『妊娠しぃdeお御籤』は以上で御座います。お疲れ様で御座いました」
1さんがそう言って深々と頭を下げる。慌てて3人も頭を下げた。
互いが頭を上げてから、弟者が言う。
「後片付け、手伝いましょうか?」
しかし1さんは、それを丁重に断った。
「有難う御座います。ですが、私一人で大丈夫ですから・・・お客様にご迷惑をおかけする訳には」
笑顔で言う1さん。無理に食い下がる事も無いだろうと思い、3人は彼の好意に甘える事とした。
「どうも、有難う御座いました」
「バイバイなのじゃ〜」
「どうかお気をつけて・・・あ、私、この近くの『壱ノ宮神社』で働いておりますので、何か御用のときはいつでもお越し下さい」
挨拶を交わして、3人は1さんと別れた。
空を見上げると、もう微かにオレンジ色に染まり始めている。
今から家路に着くであろう人々の群れが、大移動。出店も閉まっている所が目立った。
やがて聞こえて来る、『間も無く終了時刻です。本日は『百ベビ組手』大会にお越し頂き、誠に有難う御座いました』のアナウンス。
「・・・んじゃ、帰るか」
「ああ、そうだな」
「そうするのじゃ。もう流石に疲れたのじゃ・・・」
そう会話を交わし、歩き出そうとしたその時。不意に兄者が言った。
「妹者、今日はもう疲れただろう。俺がおんぶして行ってやるよ」
「え、ホントなのじゃ!?」
「お、頭脳派の兄者が肉体労働とは・・・珍しいな。明日は雨か?」
喜ぶ妹者と、からかうような口調の弟者。それを聞いた兄者が憮然として答える。
「一言どころか全文余計だ、弟者。俺はただ、疲れきっているであろう妹をこれ以上歩かせたくないだけだ。お前は荷物もあるしな・・・」
それを聞いた弟者は、苦笑。
「冗談だ、兄者。時に落ち着け。―――妹者。兄者もああ言ってるし、おぶってもらうといい」
「わーい、ありがとうなのじゃ!」
嬉々として、妹者が兄者の背中に飛び乗る。
「それじゃ、帰るぞ。弟者、はぐれるなよ!」
「それはこっちの台詞だ、兄者・・・」
今朝の事を思い出した弟者が、また苦笑した。
そして3人は、人の波の奔流に巻き込まれぬよう、慎重に出口を目指した。
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