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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
531
:
魔
:2008/04/27(日) 17:36:48 ID:???
※
ぽろろの一際大きな悲鳴を聞いた後、そこから意識はなかった。
気が付くと、血塗れになった台所と自分、そしてぽろろが形を崩して横たわっていた。
「あ・・・?」
首は裂け、腕は万力に押し潰されたかのようになっているぽろろを見て。
ようやっと、自分が何をしでかしたのかを理解する。
―――ぽろろを、殺してしまった。
まだ出合って間もない、幼いAAを自分の手で。
自我を失っていたとはいえ、信じたくない行為。
絶望感にうちひしかれながら、両手を床につける。
床の血溜まりには、赤く汚れた醜い自分の顔が写っていた。
青ざめながらも、眼は獣のように血走っている。
まるでVのような、化け物そのものの眼だった。
もはや、擬似警官だの何だのと悩む意味はない。
何の罪もないAAを殺し、いや、虐殺してしまったのだ。
こうなってしまうのなら、もう自殺するしかない。
渇きに翻弄され、己が新しい虐殺厨になる前に。
胸元を締め付けられるような不快感を堪え、上半身を持ち上げる。
次いで、血溜まりに落ちていたナイフを拾い上げ、自分の首に宛がう。
「ぽろろ・・・」
すまない。と謝りたかったのだが、言葉にならなかった。
ナイフを握る手に力を込め、歯を食いしばる。
その時だった。
「・・・どう、しました?」
ぽろろの亡きがらが、そう喋ったのだ。
いや、それどころか動いている。
ゾンビのようにぎこちなく、ぽろろはこちらを向いて立ち上がった。
「!?」
衝撃的な出来事に、思わず驚いて後退る。
ぽろろの首元はざっくりと切れていて、腕はぷらぷらと垂れ下がっている。
ほぼ全身真っ赤になり、誰がどう見ても死んだと思う筈なのに。
生きている。
こちらを見て、笑っている。
「あ・・・う・・・」
悍ましさに、言葉が出てこない。
呼吸が乱れ、思考が鈍る。
混乱する自分を無視し、ぽろろは首を傾げる。
「どうして、怯えてるんです?」
ぽろろがそう言ってくるのと同時、ぽろろの身体に異変が起きた。
首元の傷が真っ青な泡に包まれ、ぶくぶくと異様な音をたてる。
それが萎み、無くなった時には傷も一緒に消えていた。
続いて、腕にも青い泡が発生し、同じように元通りに。
それを見た時には、恐怖はどこかに吹き飛んでいた。
寧ろ、呆気に取られてしまっていた。
「ど、どうなっているんだ? その身体は・・・」
「え? ああ。そういえば、説明していませんでしたね」
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