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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

528:2008/04/27(日) 17:34:53 ID:???

「・・・」

だが、被虐者の血を呑むのは今回が始めてだ。
今までは虐殺厨の亡きがらを漁っていたから、生きたままというのも始めてである。

不安材料は多量にあるが、なりふり構っていられないのはとうの昔から。
それに、場合によってはこれを皮切りに新たな生活を始めても良い。
精神を苛まれながらの多少苦痛を伴う生活だが、付き合っていくしか他にないのだ。。

先ずは覚醒して暴れないようにする為、両手足をきつく縛る。
次にシンクの淵に、半身だけ乗り出させて寝かせる。
そして、首元にあわせて大きめのコップを置く。
簡易な下準備が出来、後はちびしぃから血を貰うだけ。

「〜〜〜ッ!」

途端、ナイフを持つ腕が震え出す。
ここに来て様々な感情が一気に爆発する。

躊躇い、戸惑い、外的刺激、体裁、理性、欲望。
もう後戻りなんて出来る筈がないのに、今更になって。
半ば暴走する腕に、頭で無理矢理命令する。
早く、このちびしぃから血を抜き取れと。




『ざくっ』

眼を強く閉じたまま、ナイフを動かしたらそんな音がした。
次いで、ぼたぼたと液体が撒かれる音。
恐る恐る眼を開けてみると、真っ先に赤が飛び込んだ。

ちびしぃの頸動脈は裂け、そこから溢れんばかりに血が流れ出ていく。
幾分か血がいろんな所に飛び散ったらしく、本人や自分の身体もそれなりに汚れていた。
その勢いの良さは非常にグロテスクであり、とてつもない不快感を覚える。

それから数秒位だろうか。
生臭さが鼻についた頃、ちびしぃに動きが。

「ハニャ・・・ッッ!?」

最初は虚ろだった眼を急に見開き、口を大きく開ける。
そこから悲鳴が漏れる前に、咄嗟にナイフをシンクに投げ捨ててちびしぃの口を塞ぐ。

流石に痛みを感じ取ったのだろうか、その覚醒は素早かった。
もし一手でも遅れていたら、凄まじい叫び声が辺りに響き渡るだろう。
一応押さえることはできたのだが、安堵するにはまだ早い。

「ムゥゥゥゥッ!」

両手足を縛られながらも、なお暴れようとするちびしぃ。
力は強くないものの、無駄な焦りのせいで上手く押さえ付けることができない。
少しばかりそれに苦戦するも、ふとある事に気付く。

眼を見開き、涙を流しながら身体で抗議している。
その潤んだエメラルドグリーンの瞳と、血が失われていき青ざめる顔。
様々な相反する要素が入り交じり、そういった意味でちびしぃはせわしない。
着実に死に向かいつつも、死に物狂いで抗う様。

少し前の自分なら、それに嫌悪を感じただろう。
弱者は、強者が守るべき者なのだから。
それなのに。

いや、それは間違いだ。
この街では、弱き者は強き者に弄ばれる。
汚染された精神が念うのは、吹っ切れかけた自分がちびしぃに感じるものは。

―――ほんの少しの、愉快さ。


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