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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

526:2008/04/27(日) 17:33:10 ID:???

「チョット! ワタシノムスメニナニシテルノ!?」

出会って早々甲高い声で罵声を浴びせてくるアフォしぃ。
苛立ちもあり、種特有の不快感がそれを更に煽る。
慈悲の心もへったくれもない今、気が付けば手の中にはちびしぃでなくナイフがあった。

「・・・」

「シィィィッ!!?」

煩いこのアフォしぃを黙らせようと、身体が勝手に動いてしまう。
空いている手でアフォしぃの首を掴み、壁に押し付ける。
間髪入れず、身動きの取れなくなったアフォしぃの眉間目掛けナイフを突き立てた。

ナイフはアフォしぃの皮膚を裂き、頭蓋骨を砕いて脳を突く。
何とも言えない不快な音と感触が全身に伝わり、苛立ちが萎縮する。

「あ・・・ッ」

直後、罪悪感が押し寄せ心を一気に塗り潰す。
両手の力が抜けると同時に、二、三歩後退る。
支えのなくなったアフォしぃは、ややあってどうとその場に倒れ込んだ。

多少の痙攣と、ナイフと頭蓋の隙間から流れ出る赤い体液。
アフォしぃは既に肉塊となって事切れていた。

殺してしまった。
唯の一時的な、くだらない感情のせいで。
理性を失いかけていたとはいえ、相手が被虐者とはいえ。
擬似警官である自分が、銃で裁かずにナイフで殺害した。

体裁すら、保てなくなってきている。
白か黒かどっちつかずの位置をさ迷い続けてきたが、これではっきりした。
自分はもう、擬似警官ではいられない。
既に死肉を漁ってい時点で、本来は辞めるべきなのだが。

心が認めてはいないが、頭はしっかりと悟っている。
自分が銃を握ることは、もう赦されないのだと。




「っ・・・」

弱きを助け、強きをくじく。
それを身上としてきたのに、この様だ。
自身の不甲斐なさに、涙が滲んでくる。

この先どうすればいいのか。
目の前が真っ暗になり、立ちくらむ。
頭の中を無数の虫が暴れ回る中、ただ一人佇むような感覚。
悪が蔓延る世界で、己の正義を貫こうとしてきたのに。
虫達は、それを嘲笑うかのように蠢く。

絶望とはこういうことを言うのだろうか。
やはり、蝕まれる前に死んだ方が良かったかもしれない。
自暴自棄になりかけた時、ぽろろの事を思い出す。

(・・・そうだ)

自身の信念を貫き通すことは出来なくなったが、ぽろろがいる。
せめて、ぽろろ位は自分が護らなければ。
擬似警官としてやっていけなくとも、家族の為に頑張ればいい。
精神を蝕む病は自分の志を殺したが、ぽろろまでは殺せない筈。
そうと決めたら、早くこの渇きを抑えなければ。

目尻にうっすらと溜まった涙を拭い、こめかみを小突く。
それで軽く目を覚ましたら、足元の死体からナイフを引き抜いた。

「・・・」

柄も赤く汚れていたし、抜く時の感触もあった。
だが、不思議と刺した時よりも不快感はない。
開き直ったせいなのだろうか、どちらにせよ心への負担が少なくなった。


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