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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

502cmeptb:2008/03/03(月) 18:13:38 ID:???

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“……やめろ! やめろやめろ、そんなのは……!!
 確かに今のあいつらはややもすれば見苦しいさ! だけど私が同じ立場におかれたと
 したら、同じ事をしないなんて言えない! 同じように醜く足掻いていただろう……!
 あああ、どうしろというのだ!? このままあいつらのために7回を耐え抜くか?
 でもそれだとお腹のこの子は……、ショックで最悪の場合、流産なんてことも……!!”

頭を抱えて苦悩するリーダーしぃは、モララーの方をちらりと見た。
その視線に気づいたモララーも、相変わらず見た目は爽やか内側ドロドロのアヴィスマイルで

「く く く。なまじ良しぃの理性があるから苦悩する羽目になるんだ。こういうところはアフォしぃ
 みたいに、頭を使わなければいいんだよ……。
 ねぇ? 君にとって大切なものって何だい? いわゆる命がけで護りたいものって何だい?
 その迷った表情から鑑みるにおそらく複数あるんだろうけれど、それはあいつら? それとも
 別の何か? それが何かは知らないけど……、“虻蜂取らず”、“二兎を追うもの一兎も得ず”
 欲張りは身を滅ぼすってのが昔からの常。……分かり切ったことなのに、大概の輩は
 目が見えちゃいない。引き返せないところまで来て初めて気づき、そして破滅する……。
 ねぇ? 実に愚かだと思わないか? 端から見てればこれほど滑稽なものはないんだよ?」

「わ、私にとって、大切なもの……」
ようやく思考能力が回復してきたか、リーダーしぃは目つきが落ち着いてきた。

“……あいつが今気づいているかどうかは知らないが、確かに大切なものは複数ある……。
 それはあいつらと、この子との二つ。二つとも手放したくはないものだが……!”
リーダーしぃは息をごくりと呑むと、囚われの仲間の方を向く。……そしてそこの三匹が
そんな目をして自分を目を合わせてきたかは、言わずもがな……

“リーダー! 次! 次で撤回して! お願い、次よ!!”
“何言ってるの! 次だけは駄目! 次だけ耐えてくれたらそれでいいから!”
“というより、7回耐え抜け! リーダーなんだからそれくらいやって当然よ!!”

そこには心の中だけという縛りはあれど、良しぃの良識やどこへやら。完全に巷のアフォしぃと
何ら変わりのない、本性丸出しの “良しぃ” の仲間がいた。

“……認めたくはないが、私は今こいつらを醜いと思っている。生きる価値がないとも……!
 こんな欲望まみれの野獣共に比べれば、自分の子供はどれだけ大切か、とも……!!
 だが、それでも奴らを切ることなど出来ない。……このモララーの言うように、クズはクズ
 宝は宝と割り切ることが出来れば、どれだけ楽だろう……! でも……!!”

「くっく く く く。ここまで迷ってる様子を見ると、いい加減歯がゆくなってくるねぇ……!
 今のあいつらなんて、全角喋るだけのアフォしぃに過ぎないのに。僕なら自分の手で
 ぶち殺してるところだぞ……? …とは言っても、それがそんなに簡単に出来るしぃなんて
 まずいないか。……後押ししてやらないと決断は出来ないとは、面倒くさいことだ……。

 友人を切るならまだしも、ゴミを捨てるのに何故戸惑いが発生する? 使えないと
 いうならまだしも、あんな醜い本性を持った部下など癌にしかならんのに……」

にやにやとひとりごちるモララーの傍らでは、相変わらずの視線を交えての言い合い。

“お願いよリーダー! まさか部下を切って自分だけ助かろうなんて思ってないわよね?
 リーダー何ら自分の身を呈しても、部下の命を救ってくれるものでしょ?”
“リーダー! 頑張ってよ! アンタは似非のリーダーなんかじゃない、本物なんだから!”
“そうよ! あと4回! あとたった4回なのよ!!”
どこまで行けば終わりが来るのか。どんどん醜い欲望の本音は強くなっていく。


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