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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

450:2007/11/10(土) 15:40:23 ID:???

「いや、なに。唯の料理人と商人アル」

「商人って! このアオ様にこんな事するのが商売デチか!?」

「そうアルね。しかも私達は君にいい事教えてるアル」

「はァ!?」

「お前、あの空き地でちびギコを利用していたアルね? マターリを巧みに使って」

その言葉の後、アオは言い留まる。
罪悪感のせいかどうかはわからないが、悪い事とは自覚していたのだろう。
まあ、そこで開き直ろうが反省しようが構わないのだが。

「そ、それがどうかしたデチか!」

「勿体ないアル。お前の毛並みは、もっと上手に扱えるアル」

「・・・え?」

と、アオは自分の発言に食いつく。
そこで、今行っている事全てをアオに教える。
勿論、詐欺ということは言わないでおいた。






「そ、そん・・・ふざけるなデチィイ!!!」

全てを知るや否や、怒りで泣き叫ぶアオ。

「勿体ない使い方をしたお前が悪いアル。だから、私達が教えてやってるだけアル」

「だからって! だからってぇぇ!!」

「授業料が命なのがそんなに不服アルか? まだ破格値だというのに・・・」

「シナー、早く次をくれニダ!」

「アイサー」

「あ、ちょ、待っ・・・ひぎゃあああああぁぁ!!」

脚を切り、尻尾を落とし、尻を削ぐ。
刃がアオの身体を走る度、それは心地よい音色となって返ってくる。
切り離したものをニダーに渡せば、アオはそれを拒んでまた叫ぶ。
定石である反応を示す様は、ギャラリーにも受けがよく、やっている側も気持ちが良い。

「も、もうやめてデチぃぃぃぃぃぃ!!!」

「まだまだアル。滴る血液もしっかりと金にして、ボロ儲けアルよー」

「誰かあぁぁぁぁ!! 助けるデチぃぃぃぃ!!!」

助けを呼んでも、皆亡くなっているわけで。
万が一に来たとしても、そいつにはアオの目論みも話した。
復讐に燃えるちびギコがアオを殺すというシチュエーションも見たかったが、それは心の中に仕舞うとしよう。
シナーはそう思い、なお叫ぶアオに包丁を走らせた。






アオがそういった毛並みだったのは、本当に偶然である。
突然変異。それが起こる確率は、天文学的な桁なのかどうかはわからない。
所詮はちびギコであるし、詳しく調べるという酔狂な科学者はいないだろう。
だから、今回の事もアオの肉の持つ成分がどうとか調べる者はいなかった。
それはニダー達にとって嬉しい誤算であり、本人は勿論気付いていない。
詐欺は誰にもバレる事なく、作戦は大成功のようだ。

―――これは、突然変異を成したちびギコの中の一人の物語。
   街のどこかでは、似たような者のまた違った物語が語られているだろう。
   機会があれば、それもまたいつか。






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