[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
虐待・虐殺小説スレッドPART.4
450
:
魔
:2007/11/10(土) 15:40:23 ID:???
「いや、なに。唯の料理人と商人アル」
「商人って! このアオ様にこんな事するのが商売デチか!?」
「そうアルね。しかも私達は君にいい事教えてるアル」
「はァ!?」
「お前、あの空き地でちびギコを利用していたアルね? マターリを巧みに使って」
その言葉の後、アオは言い留まる。
罪悪感のせいかどうかはわからないが、悪い事とは自覚していたのだろう。
まあ、そこで開き直ろうが反省しようが構わないのだが。
「そ、それがどうかしたデチか!」
「勿体ないアル。お前の毛並みは、もっと上手に扱えるアル」
「・・・え?」
と、アオは自分の発言に食いつく。
そこで、今行っている事全てをアオに教える。
勿論、詐欺ということは言わないでおいた。
※
「そ、そん・・・ふざけるなデチィイ!!!」
全てを知るや否や、怒りで泣き叫ぶアオ。
「勿体ない使い方をしたお前が悪いアル。だから、私達が教えてやってるだけアル」
「だからって! だからってぇぇ!!」
「授業料が命なのがそんなに不服アルか? まだ破格値だというのに・・・」
「シナー、早く次をくれニダ!」
「アイサー」
「あ、ちょ、待っ・・・ひぎゃあああああぁぁ!!」
脚を切り、尻尾を落とし、尻を削ぐ。
刃がアオの身体を走る度、それは心地よい音色となって返ってくる。
切り離したものをニダーに渡せば、アオはそれを拒んでまた叫ぶ。
定石である反応を示す様は、ギャラリーにも受けがよく、やっている側も気持ちが良い。
「も、もうやめてデチぃぃぃぃぃぃ!!!」
「まだまだアル。滴る血液もしっかりと金にして、ボロ儲けアルよー」
「誰かあぁぁぁぁ!! 助けるデチぃぃぃぃ!!!」
助けを呼んでも、皆亡くなっているわけで。
万が一に来たとしても、そいつにはアオの目論みも話した。
復讐に燃えるちびギコがアオを殺すというシチュエーションも見たかったが、それは心の中に仕舞うとしよう。
シナーはそう思い、なお叫ぶアオに包丁を走らせた。
※
アオがそういった毛並みだったのは、本当に偶然である。
突然変異。それが起こる確率は、天文学的な桁なのかどうかはわからない。
所詮はちびギコであるし、詳しく調べるという酔狂な科学者はいないだろう。
だから、今回の事もアオの肉の持つ成分がどうとか調べる者はいなかった。
それはニダー達にとって嬉しい誤算であり、本人は勿論気付いていない。
詐欺は誰にもバレる事なく、作戦は大成功のようだ。
―――これは、突然変異を成したちびギコの中の一人の物語。
街のどこかでは、似たような者のまた違った物語が語られているだろう。
機会があれば、それもまたいつか。
完
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板