したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

虐待・虐殺小説スレッドPART.4

45:2007/05/07(月) 19:09:55 ID:???
四日目





「ここでいい」と、ギコが皆にそう言った直後の事だった。

「ヒギャッ!?」

突然、ちびギコが身体をくの字にして吹き飛んだ。
ちびギコが立っていた位置には脚をめいいっぱい振り上げているギコの姿。
小さい身体はそのまま遊具へとたたき付けられるかと思いきや、首のリードがそれ
を阻んだ。
ギコは握っていたリードを引っ張り、被虐者を手元に持ってくる。
急な動作で首が絞まり、奇怪な声をあげた後その場に倒れ込むちびギコ。
首輪を引っ張り隙間をあけ、苦しそうに咳込む。

「えぅ・・・ひぎっ!?」

そこに追い打ちを掛けるように、ギコはちびギコの頭を掴みメイの方に向き直させる。
そしてちびギコにしか聞こえない程の声で、囁いた。

「お前は片腕しかないのに、あいつは両腕がある・・・不公平だと思わないか?


その言葉を聞いた途端、ちびギコの目に血が走る。
暫くの間唸った後、メイの方へと飛び掛かった。

「!?」

いきなり飛び付いて来たちびギコにメイは驚く。
反応するのが遅れ、そのまま肩を掴まれ取っ組み合いになった。

「フゥー・・・ガアアァァ!!」

被虐者とは思えない声を発し、ちびギコは牙を剥きメイを襲う。
砂埃をたてて暴れる二匹を見てけらけらと笑う加虐者と、傍観し怯える被虐者。

「相変わらず凄い変貌ぶりモナ」

「どうやったらあんな風に調教できるんだか・・・」

「なに、コツをつかめば誰にでも作れる」

怒りや憎しみに暴れ狂う弱い命。
命乞いや絶望にうちひしかれる者よりも、ギコはそういう奴の方が好きとのこと。
それがほんの少しも抗えずに死んでいく様、我に返った時の発狂していく姿がギコにとっての虐待虐殺のようだ。

「コツって何モナ?」

「とりあえず煽ればいいんだよ。そいつの・・・」

「ガアアアアアアアアアアアアッ!!」




ギコの言葉が獣の咆哮に断たれる。
何かと思い三人は揃って被虐者の方へと目線を持っていく。
そこにあったのは、身体をビクビクと激しく痙攣させて俯いているちびギコ。
その喉からはだらだらと血が流れ、自分と周りを赤く染めていった。
その後ろに、息を切らし手の中に肉片を握っているメイがいた。

「こいつ・・・」

自分の書いたシナリオ通りにいかず、憤慨するギコ。

「ギコ! 落ち着け!」

モララーは額と拳に青すじをたてメイへ迫ろうとしたギコの肩を掴み、宥める。
すると、ギコはその表情のまま振り向きモララーにこう告げた。

「俺は何事も思い通りにいかねぇと気が済まないんだがな・・・」

殺気。
虐殺の一線を越え殺人を犯してしまいそうな程の気迫。
そんなギコにモララーはたじろいだ。

「だ、だけどそんなすぐに殺しても何も楽しくないモナよ?」

険悪な雰囲気が漂う中、モナーが慌てて仲介に入る。

「・・・チッ」

モララーの腕を振りほどき、再度メイの方へ歩きだす。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板